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03月25日-11号

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  1. 与謝野町議会 2019-03-25
    03月25日-11号


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    平成31年  3月 定例会(第86回)          第86回平成31年3月与謝野町議会定例会会議録(第11号)招集年月日 平成31年3月25日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後5時40分 延会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  河邉新太郎      9番  宮崎有平       2番  山崎良磨      10番  高岡伸明       3番  杉上忠義      11番  永島洋視       4番  山崎政史      12番  安達種雄       5番  今井浩介      13番  多田正成       6番  下村隆夫      15番  和田裕之       7番  渡邉貫治      16番  家城 功       8番  浪江秀明2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    小牧伸行    書記        須田美鈴4.地方自治法第121条第1項の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    田中眞一      副町長       和田 茂    教育長       塩見定生      企画財政課長    小池大介    教育次長      坪倉正明      総務課長      長島栄作    学校教育課長    柴田勝久      防災安全課長    藤垣浩二    福祉課長      田辺茂雄      CATVセンター長 前田昌一    子育て応援課長   浪江昭人      税務課長      平野公規    保健課長      水口淳子      住民環境課長    茂籠 誠    商工振興課長    小室光秀      会計室長      小池信助    観光交流課長    植田弘志      建設課長      吉田達雄    上下水道課長    山添雅男      農林課長      井上雅之5.議事日程  日程第1 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算                                (質疑~表決)追加日程第1 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算(再議の件)                                (提案~表決)追加日程第2 発議第1号 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算に対する付帯決議(案)                                (提案~表決)6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(家城功) おはようございます。 ただいまの出席議員数は、15人であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 日程第1 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算を議題とします。 本案については、既に質疑に入っており、議員による2回目の質疑はないということでお聞きしておりますので、これより会派代表による質疑に入ります。 持ち時間は1会派15分であります。 最初に、貫政クラブの会派代表質疑を許可します。 13番、多田議員。 ◆13番(多田正成) 皆さん、おはようございます。 会派の代表ということで時間をいただきましたので、質問をさせていただきます。 多くの議員さんからクアハウスの問題が出ておりまして、211ページのクアハウスについて、大変しつこいようですが、最後に念を押しておきたいというふうに思います。 きょうまでの議論の中で方向性は理解できております。要するに、先日も言いましたように財源確保も努力されており、また改修も、要するに老朽化を迎えておりまして、やむを得ないというふうに私は理解しております。 ただし、今でも経営がうまくいかないのに、改めて増設したり新設をしたときに、より以上に維持管理費がかさむようなことでは、さらに今後これからの町を担っていく人に負担をかけてしまうのではないかと、今はいいにしても将来、負担をかけてしまう。そういった施設に今、我々はするべきではないというふうに思っております。 ですから、そこまではいいんですが、新しく改修されて今後、維持費がかさむところはどういうふうに新設をされて、どういう分析がされておるでしょうか。 植田観光交流課長。 ◎観光交流課長(植田弘志) 皆さん、おはようございます。 多田議員からのご質問で、維持費のかさむ部分といいましょうか、どの辺があるかということでございます。 クアハウス岩滝につきましては、光熱水費の部分でかなりの経費が必要になっております。この部分につきましては、例えば入館者が幾ら人数が何人入ろうと、館を運営しておる間には同じ経費がかかっているというふうに考えておりますので、例えば、先日言いましたように、1日平均300人強、入っていただくとなっていますけど、例えばそれが500人ぐらい入っていただいても、維持費としては余り変わらないというふうに考えておるんです。今のところはそういうふうに、入館者を少しでも多くしていきたいと。同じ維持費がかかるのであれば入館者を多くしていけば、入館料が入ってきますので、そういう考え方を持っております。 それと、プールのほうにつきましては、一定プールの室内の温度が下がらないようにとか、そういう工夫も今回させていただいていますので、省エネとまでは行きませんけれども、その光熱水費を抑制したいと考えております。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) 例えばエレベーターをつけられると、ああいったものは保守料だとか維持管理費だとか大変高くつきます。そういったことが私は維持管理費、それから運営費が増加してくるんではないかなという懸念をしております。 そういったことが、せいぜいないように、改修は当然やむを得ないというふうに理解しておりますから、改修はしなければなりませんけれども、そういったあたりを十分検討していただいて、今後、施設の整備に当たっていただきたいというふうに思うんですが、課長、そこの例えばエレベーターだとか新しくレストランをつくるとかそういったあたりで、もっと僕は細かな分析が、お答えが聞きたいというふうに思うんですが、全く今までと同じとは私はとても思えませんので、今が十分、利益の出る体制なら、私は何もそんなことまで言いません。今でもいけないのに、将来なお負担のかかるやり方では、私はどうかなという、一時的にはリニューアルしたら、多分1年ぐらいはどっとふえると思います。それはどこの施設でも同じことなんですが、オープンするとそういう現象が起きるんですが、やっぱりそこは何か魅力を感じないと、一定のそこの効果のあるだけの人が最終的に残って、今そういう状態になっていると思います。 ですからそこをもう少し詳しくというのか、思いを聞かせていただきたい。 ○議長(家城功) 植田観光交流課長。 ◎観光交流課長(植田弘志) 多田議員がおっしゃいますとおり、近年、クアハウスの収支についてはマイナス、赤字ということになっております。なかなか入館者が伸びず厳しい経営になっておるという認識を私も持っております。 そういう中で、今回、3階にありましたレストランにつきましては1階のほうに持っておりまして、オープンカフェという格好で入館されなくても利用いただけるというようなことを考えております。これにつきましては、3階の部分の施設の経費を人件費等を含めて減少できると思っております。 といいますのが、フロント周りが1階にありますので、フロントとオープンカフェの中ということで兼任までできるかどうかというところなんですけれども、その辺は一定、考慮をさせていただいております。 それと、エレベーターにつきましては、足のご不自由な方にプールのほうをご利用いただきたいという考えでつくっております。おっしゃいますとおり保守点検、それから電気代も含めてエレベーターについてはこれまで以上に経費は発生するという認識は持っております。ただ、そこにつきましては、やはり安全のほうを優先したいと思っております。その点はご理解いただきたいというふうに考えております。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) もう1点、ここにあるようにプールだとか裸浴だとかバーデゾーンだとか、いろいろとそれなりにあるんですけれども、そこの適正人数というのがわかるでしょうか。やっぱりそこまで分析してないと、今後のあのもんに関係してきますので、ちょっとそのプールはどのくらいが適正な人数、それが1日8時間使うんだったら、その中で適正人数がローテーションして1日に何人、それから、それをトータルすると1年に何人という数字が出るんですが、適正人数、プールが受け入れる適正人数、裸浴が受け入れる適正人数、それが把握できておるでしょうか。 ○議長(家城功) 植田観光交流課長。 ◎観光交流課長(植田弘志) それぞれのプールとかバーデゾーンの適正人数ということでございますけれども、ちょっと私のほうはその適正人数が幾らだというデータを持ち合わせておりません。ちょっとこれは体感的といいましょうか、今までの経験値からいいますと、平均入館者が三百数十人になっております。これが1日1,500人ぐらいになりますと並んでいただかなければならないということが発生しておりました。それからいいますと、館全体としましては1日1,500人入っていただくとなると、なかなかもう待ち時間ができて難しいと思っております。 それと、それぞれのセクションの人数はわからないんですけれども、ロッカーがありますので、ロッカーについては上限があります。この辺もロッカーの数は決まっておるんですけれども、例えばファミリーで来られて子供も一緒にロッカーを一つにされるということがありますので、一概にそのままロッカーの数イコール制限人数ということにはならないんですけれども、先ほど申しましたように、やはり1,500人までぐらいが1日の上限だろうと、そういう感じでこれまでは見ておりました。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) 私はこの設計のときに、やっぱりそういった受け入れ適正人数、1人の人がその施設を利用するのは滞在時間が何時間で、それが満杯になり過ぎても動きがとれないしということで適性人数を割り出して、そしてその施設をつくって営業が成り立つようにコスト計算をするんですけれども、今の話を聞いていると、なったかようのいったかようみたいな、とりあえずこういったきれいな施設をつくろうというような感じでしか思えないと。 それでは、例えば私の言いたいのは、ここに出てますね、総収入が9,800万円、要するに1億円の年間売り上げに何億円かけて何十億円かけてコスト計算ができるような状態ではありません。そこをやっぱり成り立つようにしようと思えばですけども、ただし、健康施設ですので、それを除外してつくられたということは私も理解しております。だけども、そこを何とか指定管理料も少なく、民間の活力を活用して、より活性化した運営をしていただこうと思うと、そこまできちっと計算された中でコスト計算をして、このくらいの単価であれば、そこそこいけるんではないかと。あとは健康増進のために行政からこれだけ負担しましょうという形が出てくると思うんですが、全くそれが感じられないのに、また4億何ぼもかけて改修されて、同じことの繰り返しをされるのかということで、私は心配しております。 ほかの皆さんも多分そういったことを心配しておられるのではないかなというふうに思いますので、この問題ばっかり長々と申し上げておっても仕方ないんですが、いよいよ終盤に来ました。私なりに判断をしなければなりません。そこで、施設の改修、それから財源の確保、それはもう十分、理解いたしました。そこで、そうなら何だということを申し上げたいんですが、これは町長にお聞きしたほうがいいかわかりません。 要するに、費用対効果の出せない施設を、また何億円かけて改修いたします。その中で町行政の財政のために費用対効果として、施設として費用対効果は出せませんが、行政負担として費用対効果を求めるなら、今の指定管理の2,800万円が、今後、改修した後、上限2,000万円で維持管理ができないか、そのお約束ができないか、それ以上は出せないというようなことで施設管理者を選定していただけないか、そこがお約束できれば行政の財政難も克服できる。長い時間で克服できる。そのぐらいのつもりでやっていただきたいと思いますが、そこはお約束できるでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 皆さん、おはようございます。 それでは、多田議員からのご質問にお答えをさせていただきます。 先日来、クアハウス岩滝の改修工事につきましては、多様なご意見を承っていると思ってございます。多田議員からも幾度にわたってのご提案をいただいており、本日のご質問の趣旨といたしましては、今後の管理運営のコストというものを抑制していく必要があるということであろうと考えております。その点につきましては、私たちと同様の思いでございます。 私といたしましても、改修後の指定管理料につきましては、より一層の抑制を図っていくということでございます。ただし、その抑制を図っていくという段階において、どの価格帯が適正値なのかということにつきましては、より一層の議論が必要であると考えております。 議員からは2,000万円を上限にしていく必要があるということでありますけれども、その2,000万円という価格帯の根拠につきましても、後ほどの質疑の中で私たちに対し、ご提案などいただくことができればいいかなと思っております。 ただし、議員からいただきました2,000万円という指定管理料のコストの根拠、あるいはその実現性ということにつきましては、私たちのほうでも検証を深めさせていただきたいと思います。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) 私の2,000万円という根拠は、きょうまでの実績と、それから先日言いました決算の持ち方の中に言えない部分がありますと、今までになかった部分が決算書に出ていますということを言います。そのことを考慮しますと2,000万円なら、あそこの施設を運営する、それとまた新しくなりますので、多分1年間ぐらいはお客さんも伸びてくるということであります。 そういったことの根拠を含めながら申し上げておるんですが、それ以上に安いほどいいんですが、ですから上限としてそのくらいで十分、今後は、今まではいろんなところで老朽化していますから経費も要ったでしょうが、ここまで新しくしますと、また二、三年は余り経費がかかりません。修理費がかかりません。そういった意味で、そのくらいのことで民間の活力を利用してあそこを活性化させていただける方に指定管理者になっていただきたいという思いで出しておりますので、私は十分それでいけるというふうに、活性化させられると思っております。 町長、そこも含めてわかっておられるのかどうかわかりませんが、決算上の中でそういったことが今までになかった部分があって、そういうことになっております。私の根拠はそこです。町長、何かありましたら。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、ご提案の2,000万円という指定管理料の根拠について申し述べていただきました。それらのご提案というものも勘案させていただきたいと思ってございます。 しかしながら、今後の指定管理料の設定につきましては、私たちといたしましても、より慎重な議論、そして、より今後の動向を含めた予測に立った議論というものを深めていく必要があると考えてございます。 そうしたことから、一つのご提案として承りたいと思いますけれども、より一層の精緻な議論を私たちのほうで積み重ねていきながら、今後の指定管理料の抑制に努めてまいりたいと考えております。
    ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) ぜひとも新しくして、新しく行政にもメリットがあるように考えていただきたい。そうしないと本当に財政が厳しくなってくると私は思っております。 なぜかといいますと、やっぱり人口が減るということは地域経済が疲弊してきます。そうなってくると何もが衰退していきます。そこで大盤振る舞いをしていると必ず行き詰まるというのが、きょうまでの歴史の中でいっぱい私たちも見せていただいております。行政もしかり、やっぱりそこをしっかりやっていただきたいという思いで言うておりますので、よろしくお願いいたします。 それと、次は農林課長に、181ページの有機物供給施設の今の現状をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(家城功) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 有機物供給施設の今の現状でございますけれども、平成29年度で一定、その大きな機械の更新が終了いたしまして、それの終了後の第1年目を平成30年度は迎えておるということでございます。 その中で、設備自体は能力として550トンベース、約2倍近い能力になったわけでありますけれども、その生産につきましては、ここ近年の実績の約280トンから300トン、この生産のベースで平成30年度も行ってまいってきたということでございます。 現状としましては、更新をして今現在、新しい機械での運転の効率化といいますか、なれるといいますか、そこに今なかなか時間を費やしておるというのが現状でございます。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) まず、機械を更新していただいて以前より少し効果が出せているのかなというふうに思っておりますけれども、ご存じのように町全体の耕作面積は733.51ヘクタールでありまして、現在、約3割減で715ヘクタール。その中で稲作をされているのは600ヘクタールと私は聞いておるんですが、600ヘクタールほどと。その中で、豆っこ米は130ヘクタールだというふうに思っております。 それを私なりに資料を見せていただいて分析すると、32.5ヘクタールが100トンの有効肥料だと、それはもう細かいところまでは別ですけれども大体その辺だと。そしたら130ヘクタールということは年間、有効肥料を使おうと思ったら400トン要る計算になるんですが、そういった生産が、今、お話を聞いていると、550トンまで生産可能な機械を入れながら前の300トンぐらいでは原料が足らないという計算になるんですが、課長、そこはどういうふうに。 ○議長(家城功) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 今ご指摘のとおり、年間300トンベースで生産する際の一番の基本となるところは原料の確保でございます。やはり食品の製造上での副産物を活用しておるということではありますけれども、やはり肥料として農家の皆様に出す際には、しっかりとした成分を、肥料としての成分を確保しなければなりませんので、そうなってくると副産物を有効活用するといいながらも、その副産物に含まれておる成分等については、しっかりと品質を求めておるというところから、それに見合う安定的な確保となりますと、今の現状の300トンのベースが一つのラインになってくるということであります。 確かに能力は確保できましたので、この後は、そういった確かというか品質の保てる、なおかつ安定的に供給いただけるような原料の確保というのは、今後も進めていかなければならないというようには思っております。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) それで、機械をそれこそ何億円かけて更新して農業振興を図ろうということで、同じトン数では経済が伸ばせられませんわね。そこで、前から原材料の確保が難しいというふうに思われたけれども、今も同じことの答弁であります。 それは、機械を更新されるときに、やはりそこら辺を550トンまでできるんですから、550トンといったらフル回転でしょうから、そこまでいかないにしても130ヘクタールやろうと思うと400トンほど要るわけですから、それでは何も更新する必要がないではないかと、機械が古いので新しくして、また次をつくらんなんということはわかるんですが、やっぱり農業振興をするためにそれをされた。ブランドをもう少しふやして経済をよくしようと思ってやられとるのに、今の返答では、なぜされたんですかという話になるんですけれども、理解はしておりますよ、しておりますけれども、そういう理屈になるんですが、課長、もう少しそこのお話を聞かせてください。 ○議長(家城功) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 1点だけ、130ヘクタールに見合う原料は確保できておりますので、ですから130ヘクタールに見合う肥料は供給できておるということであります。それを、さらにニーズもありますので上に超えていくとなったときには、今、供給しております肥料の製品の成分を確保するためには、先ほど申し上げたしっかりとした品質の原料をいただかなければそれが保てないということでありますけれども、確かに能力が拡大した、ここの有意性は、やっぱり発揮していかなければらないということでありますので、今、農林課でありましたり農家の皆様と議論しておりますのは、今の成分とはまた異なった体系の違う商品ですね、言い換えましたら、違う商品を構築して、より原料がもう少し拡大できるような、柔軟に、例えば今でしたら米ぬかと魚のアラとおからなんですけども、そのおからは窒素の成分を保つためには重要であります。そこは外さずに、例えば給食センターのそういう野菜の残渣でありますとか、またほかにそういった今いただいておるより範囲を広げた柔軟な受け入れができれば、その能力も発揮できますし、供給する肥料もふえてくるということで、今現在はその設計といいますか、その商品の設計を検討しておるという段階でございます。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) そうですね、課長のお話ですと、原材料もそういったことでちょっと少し方向性を変えて確保ができるのではないかと。そうすればもう少し違った形で増産ができるんではないかというふうに見込んでおられるということですか。 それで、130ヘクタールから、ことしはどのくらいまで面積を伸ばそうという、目標はどんな目標でしょうか。 ○議長(家城功) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 目標は、ことしは140ヘクタールに近い数字と、ニーズからいきますと、もっといけるということはあるんですけども、やはり今の現状の供給、原料の確保量と、それともう一点は、今の人員での最高の稼働の体制でいきますと、130から140ヘクタールベースでありますので、ここについては一定、先ほど申し上げました新しい肥料の製造体系をつくりながら人員体制も検討していく必要があるということがありますので、当面この130ヘクタールから140ヘクタールの間で推移させながら、先ほどの議論もありましたように、維持管理費も検討しながら一定、能力の生産の拡大を図っていきたいというように思っております。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) せっかく更新をしていただいて、農業者もやっぱりそこをうまく利用しながら伸びていっていただきたい。収益を多くしていただきたいというふうにしないと、設備はいろんな補助金をもらってされたというふうに思うんですが、48.2%ほど一般財源が毎年使われております。やっぱりこういったことが僕は問題ではないかなというふうに思いますので、そこをしっかり少しでも売り上げを伸ばして、そして農家の方もいいし行政もいいしという形が、今度の新しくされた更新されたところで少し改善されるかなという期待をしておったんですが、今のところでは、まだそこまで行ってないようですので、そこを課長、もう一度そこは絶対にそうしますと、やりますという目標を聞かせてください。 ○議長(家城功) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 設備の更新をする大きな目的は、老朽化への対応、それと臭気の改善というところがございました。この2点については達成をできたというふうに思っております。 ただ、更新に伴って幸い能力も拡大ができたと、これは技術革新で拡大ができたということでありますので、そこはやはりその有意性は追求していく必要があるということであります。それは先ほど申し上げたように、検討は行っておりまして、その中に、ただ単に拡大していくだけでありましたら、維持管理費は今の仕組みですと比例して上がっていくということになりますので、そこはむやみやたらに行くことは許されないであろうという認識もありますので、ご指摘のとおり、その一般財源分の持ち出しを一定水準に保つと、これ以上は行かないと。この水準というのはこれから議論させていただきたいと思いますけれども、その中で賄えるような運営体制、これをしっかりと今も検討を重ねておりますので、できるだけ早い時期にお示ししたいというように思っておりますので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) それでは最後に、更新をされる際に、加悦奥の周辺のところから区の要望が出ておったんですが、今そこの状況、もう完成できたのか要望に応えられているのか、そこをお聞かせいただいて終わりたいと思います。 ○議長(家城功) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 一番大きな、これは要望ではないんですけれども、これはもうこちらがご迷惑をおかけしておるところでありますので、声が一番大きかったのが臭気の問題でありましたが、これについては大きく改善したというふうに認識をしております。 それともう一つが、進入路の改良と、それに伴ったもろもろの道路にまつわる件につきましては、建設課のほうで改良工事を行っていただきましたので、それも一定、達成できたというように思っております。 ただ、一つは、これはなかなか難しい問題であるんですけども、車が行き来することへの危険性というんですか、これは有機物供給施設だけではないので、そこが先ほど申し上げた難しい点というところでありますけれども、それにつきましては、できるだけ今は原料を運ぶ車、それと購入をされるために入られる農家の方、そういった車両がありますけれども、原料はなかなかとめることができませんので、その販売の拠点を例えば別に設けるなどしますと、農家の方が通る台数がぐんと減りますので、そこで今後、改善を図っていきたいというふうに今、検討しておるところでございます。 ◆13番(多田正成) 終わります。 ○議長(家城功) 次に、日本共産党与謝野町議員団の質疑を許します。 11番、永島議員。 ◆11番(永島洋視) それでは、会派代表の質問をさせていただきます。 まず最初に、六次産業化補助金についてでございますが、先日、今井議員の質問では、商工振興課長は六次産業化審査委員会の審査資料を議会に提出すると、こういう答弁がありました。平成30年度は2件対象となったわけですが、その資料は平成30年度分、この資料は今議会中にぜひとも提出をしていただきたいというふうに思いますが、課長の答弁を求めたいと思います。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) おはようございます。お答えいたします。 先ほど議員のほうから先日の今井議員のご質問での私の答弁の中で、この農商工連携推進事業の現状につきまして、産業建設環境常任委員会のほうでの逐一のご報告をさせていただくというふうに述べさせていただいたところでございます。 先日、産業建設環境常任委員会を2週間前の金曜日にお世話になったところでございました。その後に、農商工連携推進事業の実施状況ということで、両面刷り4ページ物の資料を皆様のほうにお配りをさせていただいたところでございます。現状は今のところ、その資料のみのご提供ということでご了承いただけないかなと思っているところでございます。 私のほうが申し上げましたのは、この事業の推移につきまして、新年度に入りましてから随時、皆様のほうにご説明をさせていただくということで申し添えさせていただいたところでございますので、この会期中での資料につきましては、この程度の資料しかご提供するようになってないということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 審査委員会の資料というのは、これは情報公開でもとれるというふうに思うんですよね。これは既に済んでおる会議なんですよ。だったら、なぜこれが出せないんですか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) まことに申しわけございません。審査委員会の資料につきましては、審査委員長のほうから町長のほうにご提言をいただいた資料もございます。この部分につきましては、速やかにご提出をさせていただきたいと思っております。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 出していただけるんですね。 ◎商工振興課長(小室光秀) はい。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) その件はもう終わりまして、次の質問に入りたいというふうに思います。 予算書では288ページです。図書館の管理運営事業について、質問したいと思います。 和田議員の一般質問の答弁で、公共施設統廃合で町長は、図書館については結論づけていないと、こういうふうに答弁されました。教育委員会に確認したところ、野田川図書館は当面わーくぱるに置いて、将来的には加悦谷館として野田川地域に設置すると。加悦地域の図書館はなくなると、こういう話でした。話が違うわけです。どちらが本当なのかということを、この場ではっきりしていただきたいと思います。 ○議長(家城功) 坪倉教育次長。 ◎教育次長(坪倉正明) お答えします。 今、永島議員が言われた内容ですけれども、わーくぱるに図書館を置くというような話は一度もした覚えがございません。野田川の地域の中に、将来、加悦谷館というものをつくりたいという話はさせていただいておりますし、その場所についてはまだ未定である。また、新しくできます野田川こども園の建設と合わせても考えたいというお話はさせていただいておりますが、その辺はちょっと誤解をされておると思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 要するに、町長は決まってないと言うたわけですよね。そうであるのに、教育委員会のほうは、まあ言うたら、わーくぱるに置くとか置かないとかは別問題として、将来的に野田川地域に統合して置くと、加悦地域の図書館はなくなるんだということを言うとるわけです。 これは、言うたら町長の答弁と教育委員会の答弁が違うわけです。どちらが本当なのかということを私は聞いておるわけで、答弁をしていただきたいと思います。どちらが正しいのかということを、この場ではっきりしていただきたい。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまのご質問にお答えいたします。 将来的に本町の図書館をどの位置に、そして、どのタイミングに設置するのかといったことについては、現段階では決定をしていないというところでございます。 今後におきましても、多方面からのご意見をいただいておりますので、そうしたご意見というものを踏まえながら、どの場所に、そして、どのタイミングで設置をするのかといったことについて結論づけていきたいと考えているところであります。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) そしたら、町長の今の答弁が、町としての公式の見解であるということで、教育委員会の答弁といいますか、それは誤りであるということでよろしいですね。 次に行きます。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほど坪倉教育次長からご答弁がございましたように、この間さまざまな議論をさせていただいているという状況であります。そうした議論の過程の中で、いろんなお話が出ていったということであろうかと思ってございます。 そうしたことも踏まえながら、現在、最終的な結論を求めているというところでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 12月議会で趣旨採択となりました加悦地域公民館の機能存続を求める請願、この請願の中には図書館の存続も入っておるわけです。町長は今後の進め方につきまして、利用団体と話し合いを進めていきたいというふうに一般質問の中では答弁をされています。加悦地域公民館ホールや野田川体育館の利用団体だけとの話では、住民の意見を聞いたことにならんというふうに思うわけです。図書館の利用者の意見は、これでは聞けないということになるわけです。 さらに、きょうまでに取り組まれたこの請願の署名数、この多さから見て、今の状況は、ただ単に施設の利用団体だけの問題ではない。全町民的な課題になっておるというのが今の状況だというふうに思うわけです。 したがいまして、町長は一般質問では、皆さんに直接、話をしていきたいというふうに答弁をされています。これからこの利用団体との話し合いよりも先に、そういう意味合いからして、町長自身がやっぱり全住民を対象とした懇談会を開催して、先に開催をして話し合いをするべきだというふうに思いますが、町長の答弁を求めたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、加悦地域における社会教育施設の存続の問題についてのご質問と承りました。 現段階におきまして、加悦地域公民館の大ホールを活用されておられる団体とは、一定、協議を重ねてきたというところであると伺ってございます。その利用団体の中にも、私と直接、議論がしたいという方々がいらっしゃるという報告を受けてございますので、そうした団体につきましては、私のほうからも議論をさせていただくことができればと考えているところでございます。 また、住民の皆様方に対する説明という意味でございますけれども、現段階におきましては5月ごろ予定しているというところであります。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) それでは、次に124ページ、放課後児童健全育成事業について、質問します。 杉上議員の一般質問の答弁で、加悦地域の学童保育の実施場所につきましては、小学校近くが安全・安心で合理的だというふうに答弁をされました。静かに勉強し読書をする図書室と、元気に遊ぶ学童保育が同じ場所にあるということは考えられない。こういう関係者の意見があります。 また、加悦地域公民館の改修費用を抑えるというふうに教育委員会から聞いておりますが、2年半後には撤去しなければなりません。撤去しなければならないということがわかっておるのに、町の財源をつぎ込み改修をする。そして学童保育をする。そしてホールは全く使用できなくなるわけですね、2年半。 なぜそこまでして加悦地域公民館で学童保育をしなければならないのかということが私は理解ができない。与謝小学校であれば教室は幾らでもあるんです。体育館もあるしグラウンドもある。改修費用がなくてもすぐに使用ができる。それで子供の送迎はスクールバスを購入するわけですから問題はない。 京丹後市は学童保育専用のスクールバスを多く配置して、廃校を利用して学童保育をやっておるんですよ。なぜ与謝小学校でできないのか、その理由を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(家城功) 坪倉教育次長。 ◎教育次長(坪倉正明) お答えします。 加悦の地域公民館をなぜ活用するかということでございますけれども、保護者の意見の中に永島議員が言われた意見もあるかもしれませんけれども、我々が聞いておりますのは、やはり近くのところでやってほしい。子供たちがマイクロバスに乗って毎日行くということは考えられないという意見もいただいております。 そういったこともございますし、もう一つは、加悦のホールを2年半、3年ほどになるかもわかりませんけれども、利用ができなくなりますが、大きな改造をしていくということではなくて、できるだけ簡単なもの、また、次の今の現加悦保育園の跡へ、その準備が整えばという話もさせていただいておりますけれども、そこへ畳なんかも持っていけるということも考えていけば、相当安くできるというふうなことを考えております。 それと、エアコンが、特に夏休みの利用が多いですから、与謝へ持っていくにしましても、エアコンの費用が多大になってくる。そこでできるんじゃないかということですけれども、そこへずっとマイクロバスで運ぶ、この経費はずっとかかってくるわけです。そういったことを考えますと、やはり少しぐらいの費用はかかるかもわかりませんけれども、加悦の地域公民館を短期間、使わせていただき、加悦の保育所の跡地を利用させていただくのが将来的なことを考えて一番よいのではないかなというふうに考えております。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 安心・安全に子供たちが学童保育をやっている場所まで移動できるということであれば、バスで移動するほうがよっぽど安全なんですよ。それとエアコンに費用がかかるという話でありましたが、今、与謝地域では学校の跡地活用について、3区で検討会をつくって検討をしておる最中です。絶対、施設は無駄にはしないわけです。学校は必ず地域をつくるために、また元気な地域をつくるために活用していく。そのことは地域の思いです。そのことを申し上げたいと思います。 与謝地域では、小学校も保育園も全てがなくなる。本当に寂しい。過疎化がより進むことを本当に心配する声があるんです。たとえ2年半であっても町の事業を与謝校区でやってほしい。そういう思いや願いが町民にはあるわけです。町長はしっかりと受けとめるべきだというふうに思います。 地域振興や地域の活性化の手法として、やはりここは政策的な配慮をしていただきたい。それが政治家としての町長の手腕であるというふうに思いますが、町長の答弁を求めたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご紹介がございましたように、現在、与謝小学校の跡地活用という問題についてご議論を進めていただいていると考えております。その議論というものを私たちとしても尊重していきながら、その委員会において結論づけられたことにしっかりと取り組んでいく。これがまさに政策的な配慮ということであろうと考えております。 そうした住民の皆様方からの地域課題に対する真正面からの議論というものをしっかりと受けとめながら、その実現に向けて双方で取り組んでいくということであるのではないかと思っております。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) ぜひとも地域の思いを正面から受けとめていただきたいということを申し上げたいと思います。 次に、136ページ、認定こども園の施設整備事業につきまして、質問をしたいと思います。 12月議会の請願審査では、意見の違いはいろいろとあったわけですけれども、野田川認定こども園の場所、これの再検討を求めるということでは、全議員が一致をしてきたところだというふうに思っております。 1月29日の野田川地域の請願代表者との懇談では、場所の変更はしないということであったというふうに聞いております。趣旨採択を尊重して場所の再検討を、まずはするべきではないかというふうに思います。 ただ、余りにもかたくなな町の姿勢に、場所を動かさないという何か特別な理由があるのではないか。こういう声が町民の間から出ています。町長の見解を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、野田川地域における認定こども園の新設の場所についてのご質問を承ったと思ってございます。 現段階におきましては、わーくぱる周辺を、その計画地にしているということでございますけれども、その計画地の選定に至るまで、私たちとしてもさまざまな検討を重ねてきたというところでございます。 また、この計画案を公表させていただいてからも、議員の皆様方からもご提案をいただいてまいりました。このご提案の候補地につきましても、一定、多角的な議論を加えた上で議論をしてきたという背景がございます。 そうしたこれまでの経過というものを含めて考えてみても、わーくぱる周辺が最も適切地じゃないかという判断をしているというところであります。 なお、議員から、何かここでしかだめということの何かしらの理由があるのではないかというご指摘がございましたけれども、その点につきましては、今まで答弁をさせていただいておりますように、私たちとしては老朽化する施設というものを、よりよい場所に変えていくことが地域ではできるのではないかと考えているところであります。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 認定こども園につきましては、いつもその根拠として子ども・子育て会議の決定だという話が出てきます。認定こども園の場所を再検討せよという署名は、野田川地域の有権者に匹敵するそういう数であったわけです。その子ども・子育て会議で方針が決定された時期と今とは大きく状況は変わってきておるというふうに思うわけですね、そういう点で。 子ども・子育て会議を開催して、場所や整備時期の認定時期をどうするか、認定こども園の整備計画をいま一度、再検討する必要があるのではないかというふうに思いますが、町長の見解を求めたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘がございましたように、この間、町内の認定こども園の設置につきましては、子ども・子育て会議などにおいても議論を深めていただいてきたというところでございます。その議論の内容というものも当然、尊重させながら認定こども園のあり方について議論を私たちとしても進めてまいりました。 そうしたこれまでの経過の中で、住民の皆様方からのご意見を承り、あるいは議員の皆様方からもさまざまなご提言をいただきながらも、私たちとして計画案をまとめてきたというところでございます。 私たちとしては、この認定こども園のあり方につきましては、住民の皆様方、あるいは議員の皆様方からどのようなご提案、どのようなご進言があっても、真摯に受けとめさせていただいてきたというのが、この間の我々の思いであるというようにご理解いただきたいと思います。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 町長の思いを聞いておるんじゃないわけです。この計画ができた時期は、全くこういう公共施設の統廃合の動きがなくて、そういう中で子ども・子育て会議の中で、この認定こども園の整備計画というものができたわけです。それが今は公共施設の統廃合をめぐって、場所、認定こども園の位置も再検討してほしいという住民の大きな運動が起きたそういう状況の中であるわけです。 だから、もう一回、子ども・子育て会議でそういう状況を受けて検討するべきではないですかという話を私はしているわけで、そのことについて町長はどう思われておるのかということを聞いておるわけです。町長の、いや、町の思いがどうこう、そんなことは聞いておるわけではないです。答弁をもう一回お願いします。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまのご質問にお答えいたします。 子ども・子育て会議の中における認定こども園のあり方については、引き続き議論をお願いしていかなければならないと考えているところであります。 その中におきまして、野田川認定こども園の設置場所の検討についても、さらに加えていく必要があるのではないかというご質問、ご提案であったと思います。その点につきましては、後ほど子育て応援課長のほうから経過も含めて補足をさせていただきたいと思います。 なお、この間、私たちとしても保護者会の皆様方の議論というものも拝聴させていただきながら進めているということにつきましては、ぜひともご理解をいただきたいと思います。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) 署名が出ました後、また、議会で請願書が趣旨採択されました後に、子ども・子育て会議を開催しております。ただし、見直しを子ども・子育て会議のほうでお願いしたいという議題では行っておりませんが、経過報告をさせていただいております。 その中でいただいておりますご意見は、それだけの署名が出たということについては、当然、重く受けとめるべきだと。また、当事者であります利用者の皆さんに誠心誠意、説明をした上で、何とかご理解が得られるよう、行政的には努力をする必要があるのではないかというご意見をいただいております。 それで、場所の見直しについては、この後、町長から指示がございましたら、子ども・子育て会議の中で諮っていく必要があろうかと思っておりますが、今のところはそういったご意見をいただいておりますので、まずは住民の皆様にご理解が求められるだけの説明責任を果たしていく必要があるというふうに考えております。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 子ども・子育て会議の中で委員から、もう一回、検討し直すべきだなんていう意見は、これはよっぽどのことがないと出てこんわけですよ。だから、議会で趣旨採択になって場所の検討を求めてくださいという趣旨採択がされましたよと、そのことについてもう一回、再検討するべきかどうかということを町側から提案せんと、これはもう議論にならないということを私は申し上げたいというふうに思います。 それでは、時間がありませんので次に行きます。 今議会では、公共施設の統廃合の進め方につきまして、多くの議員さんが質問をされました。質問に対する答弁を聞いておりましたら、何とか利用団体さえ納得させれば合意形成ができるんではないかというふうに、私は答弁を聞いとって思えてきたわけです。 12月議会で趣旨採択した議会の思いは住民の意見をしっかり聞くことです。和田議員の一般質問の答弁では、合意点に達する努力をすると、こういう答弁を町長はされとるわけです。合意点を見出すためには町の計画変更もあり得るんだと、そういう立場で話し合いをする。協議をする。それが大切だというふうに思うわけです。それがなければ合意点は見出せません。その意思があるのかどうかということを町長に確認したいというふうに思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 昨年の末、11月の後半、そして12月の前半において、加悦地域、そして野田川地域において、それぞれ社会教育施設の存続を求める皆様方からの要望書を承りました。この要望書の提出を皮切りに、議会、そして住民の皆様方からもさまざまなご意見をいただいてきたという状況であります。 そうした中において、どのような形で私たちが住民の皆様方と合意点に近づけるか、達成することができるのかという観点から、計画案をそれぞれ一部変更しながら、1月26日、そして1月29日にそれぞれの要望団体の皆様方にご説明をさせていただいているところでございます。 そうした中において、それぞれの団体の皆様方からは、とりわけ施設の利害関係者、つまり使用者の皆様方との調整というものを十分図っていく必要があるということから、我々としても加悦地域の皆様方からお話を進めていっているという状況でございます。 野田川地域の皆様方におかれましても、これから早急に議論を進めていかなければならないと考えているところではございますけれども、まず、利用団体の方々からのご意見、そして代替案というものをしっかりと精査させていただくことが必要なのではないかという観点から、この間の議論を進めているという段階でございます。 なお、先ほど加悦地域の社会教育施設のあり方につきましては、おおむね5月ごろに住民の皆様方に説明をさせていただきたいと考えてございます。また、野田川地域の社会教育施設のあり方につきましても、同様に6月ごろになろうかと思いますけれども、それぞれ説明をさせていただく予定でございます。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) もう多くは申しませんが、この問題は利用団体だけの問題ではないんですよ、もう。全町民的課題になっています。全町民がどう納得するかということがこの問題を一番、納得できる形で解決する方法だというふうに思いますので、全町民的な対話をしていただく。このことが非常に重要だというふうに思います。 それでなおかつ、町の姿勢を絶対変えないんだということではなくて、やはり住民の意見を聞いて、変えるべきところは変える。そういうスタンスで話し合いに臨んでいく。これが物事がスムーズに解決していく一番の方法だということを申し上げたいというふうに思います。 この問題を終わりまして、次に、先日報告がありました。来年度より教育次長に府職員を受け入れるという報告がありました。これは何の目的なのか、そのことについて答弁をしていただきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまのご質問にお答えいたします。 議員もご承知でございますように、現段階におきましては2020年度から本格的に始まる学習指導要領への各種移行がございます。これは極めて重要な教育の方向性の転換であると考えてございます。そうしたことを受けながら、より多角的な議論を踏まえた上で、子供たちにこれからの教育のあり方をしっかりと届けていきたいという思いが第一にあったということであります。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 町民の皆さんからは、そんなきれいごとではなくて、何か高校再編に絡むそういう思惑があるのか、あるいは今、問題となっています公共施設の統廃合、これとの関連があるのかというような、そんな率直な疑問が出ておるんだということにつきまして、ちょっと申し上げたいというふうに思います。 それは答弁もしにくいと思いますので次に行きますが、それは、受け入れてくれという府からの意向であったのか、町が来てくださいと要請をしたのか、どちらかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 双方の合意に基づき今回の人事異動が決定されたというところでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 非常に曖昧な答弁で私はちょっと不満なんですが、次に行きます。 町の将来を考えた場合、内部登用をしていく。そしてそれが人材育成につながるということが私は基本だというふうに思っています。 もうこれ以上この問題で聞きませんが、最後に、この3月末で坪倉教育次長が退職をされるというふうに聞きました。宮津市の清掃工場の裏協定で1市4町の合併協議が非常に揺れ動いた中で、もう宮津市を相手に論戦をした盟友でありました。公共施設の問題では、立場も異なって対立をしたこともあるんですが、今日の与謝野町のごみ収集の基本を築いた人だというふうに思っております。本当にご苦労さまでしたという気持ちを伝えまして、終わりたいと思います。 ○議長(家城功) ここで、11時まで休憩といたします。     (休憩 午前10時40分)     (再開 午前11時00分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し、質疑を続行いたします。 次に、よさの21クラブの会派代表質問を許可します。 5番、今井議員。 ◆5番(今井浩介) それでは、よさの21クラブの会派を代表いたしまして、質問をさせていただきます。 159ページ、広域ごみ処理運営事業について、質問をさせていただきます。 今回、この予算の中でも大きく19億円の予算がここに上がっております。いろいろとご説明はございましたけれども、まず、この19億2,300万円の建設費の根拠は何なのか、そこら辺をまずお聞かせください。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 宮津与謝広域ごみ処理施設でございます。清掃工場及びリサイクルセンターの建設工事につきましては、事業費が98億1,700万円余りの事業費になっております。平成31年度がピークということになります。平成32年度で62億円ほどの支払いが生じてきますので、それを1市2町で補助金を除いた部分について負担をしていただくということになります。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) こちらの建設費につきましては、今までのいろんな議論があった中で、いろんな施設の場合は国の基準の査定に合わせた見積額であったりとか、そういうふうに積算されておりますけれども、こちらの処理施設に関しましても、そういったところからの基準で、今回この金額は上がっているのか、そこら辺をまずお聞かせください。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 平成28年に、たしか契約をされていると思いますが、その前、平成27年のときに設計、施工、運営という一括で事業者のほうの募集を当時されておりまして、その中で2社、応募があって、その中で選定されてこの事業者に決定したということは聞いております。 その事業の内訳については、その2社から上がってきた内容を検討されて、その事業者に決定したということでございます。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 今、2社というお話がありましたけれども、これは建設されるのと運営をされるのは同じ会社として聞いておりますけど、そこら辺はよかったですか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長
    住民環境課長(茂籠誠) 先ほど申し上げましたとおり、設計と建設と運営、DBOを一括して、こういう性能発注という格好になっておりますが、それを発注されて、広く公募して、応募があったのが2社というふうに聞いております。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 公募をかけられて2社のうちで今やられているのが1社に決定したということです。それで、運営を全てまたこの1社に全部を委ねることになると思うんですけども、さきの質問でもありましたとおり、現在この1社のみで20年間契約の中で110億円がついております。年間5億5,000万円の経費がかかると思うんですけども、そのほかにも少しでも安くなるような業者というのは、町としては選定をされたのかどうなのか、そこら辺をまずお聞かせください。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 与謝野町で選定したということではなしに、宮津与謝環境組合、1市2町の組合がありますので、そこが公募をかけられて応募があったのがその2社。その2社を選定されて今の業者に決定したということでございます。 応募の条件としましては、設計と建設と運営を一体のものとして公募をかけておりますので、そこで決定をされたということでございます。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 組合で決定されたということで、そこら辺はわかるんですけども、その組合が決定されたからといって、これが多岐にわたる結構大きな金額の支出になるので、町としても負担割合でいえば、人口割にすれば一番多い出資をしていくわけです。 その運営をしていく中で、やはり少しでも安くなる業者というのを選定していくシミュレーションをする必要があるのではないかなと私は思っておりますけれども、一括で全て、決まったのでこの1社に委ねるというのではなくて、やはり少しでも安くなるような運営会社というのを考える余地があるのではないかなと思っておりますけれども、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 課長が申し上げていますように、今回のこのごみ処理施設につきましては、DBOという管理まで一体的に行うということを当時の首長さん方が、もうこの方式は決められています。それを受けて、言うていますように広く公募して、プロポーザルという方式でしたけども選定をしていったということで、これは一部事務組合、環境組合の中の予算措置として、手続としてはその額の債務負担行為を設定して契約をしていったということがありますので、これを今から戻すということは、もう契約上できない。 ただ、この運営のほうにつきましては、協定書といいますか契約書の中に3年ごとに内容について、時代が変わっていきますので、それがふえるのか減るのかは別としまして、やはり一定、見直しをかける必要があるだろうということで、3年ごとにその見直し、協議をするということがございますので、そこでは一定、額についての見直しとか協議はできると思いますけども、契約行為については、これは20年間なら20年間はできない。 仮にするとしたら、相当の違約金を払ったり、環境・ごみのことですので、とめられないということがまず大前提にありますし、責任を持ってその施設を運転していかなければならないということを考えますと、なかなか業務としては非常に難しい業務になりますので、議員がおっしゃるような、そう簡単に相手をかえるということはできないというように私は思っています。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) なかなか決定したことについては変えることができないということで、そこら辺はもう今の答弁を聞いている限りでは、いたし方ないのかなという部分もありますけども、この3年ごとの見直しを図るというところでは、まだまだいろいろと考える余地があるのかなと思っております。 それで、この3年ごとの見直しの中で、じゃあ町としても、ほかの市町もございますけども、与謝野町としても、やはりこれぐらいのコストで抑えてほしいとか、いろんな要望はできると思うんですけども、そこら辺はどこまで言えるものなのか、そこをちょっと聞かせていただいてよろしいですか。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) まだこれは決定ではないのであれなんですけれども、恐らく私の思いとしては、環境組合という組合を残していくというふうに思います、稼働後も恐らく。ですから、議会の議員さん、組合議会もそのまま構成されますし、当然1市2町の首長なり我々も、その3年目のところについてはいろいろと協議をしていくということがありますので、そこでどういった内容になるかによっては、やはり物を申していかなければならないという場面もあるかもわかりません。 当然、組合の議会がありますので、そちらのほうにも十分、説明をしていくということも、これは必要だというふうに思っていますので、その時期が来たときには、その状況でそれぞれ判断をしていくということになると思います。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) いろいろと考えるところはあると思うんですけども、どうしても長いこと運営をしていく施設であれば、やはり10年ごとにいろんなメンテナンスであったり老朽化も少しずつカウントダウンがされていって、どうしてもどこかのタイミングでいろんな大きなメンテナンスの投資であったりとかが発生してくると思います。 そこら辺がまだシミュレーションを多分されてないので、運営をしていく中では20年間で110億円ということでお金がありますけども、プラスアルファの部分がどうしてもまだ見えてこないというところを考えていくと、やはり人口も減っていく中で、負担をしていくのは今、残っている住民であって、我々もこの人生100年世代とするならば、50年も60年も我々はまだその施設を見ていくことになる。 そういうところで、少しでもやはり軽減をしていくような考え方を持っていくことが、やはり必要になると思うんですけども、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 今回、DBO事業で契約をしております。それで、110億円を超える運営のほうの契約をしておりますが、基本的にはそういうメンテの部分も全て含んだ契約となっておりますので、新たに機械を更新するとかそういう定期的な機械のメンテナンス、更新も全て含んだ金額が110億円ということになっておりますので、よほどの不測の事態、例えば災害とかそういうことが発生しない限りは、金額が大幅に変わるということは考えられないというふうには、担当課としては思っております。 あと、人口が減ってごみ量が減ってきますと、そこら辺はまた3年ごとの見直しの中で、そこの運営会社との協議が発生するのかなというふうには考えております。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 補足させていただきます。 議員がおっしゃいますように、人口が減っていくということは与謝野町だけ減るのではなくて、構成市町それぞれ少しずつ減っていくということは、これは容易に想像がつきますので、当然2年後にはごみ量割になるので、与謝野町独自とすれば、できるだけ減量化に努めていくということが負担金を減らすという一つの大きな切り口にはなると思っています。 それから、やっぱり全体的にはごみ量が減っていくということが考えられます。20年という長いスパンですので、このごみの関係の行政がどう変わってくか、ちょっとわからんですけれども、やはりこの施設の能力を十分発揮しようと思えば一定のごみ量を確保する必要がありますので、ごみが少なくなっていく中でごみ量を確保するという手だてを今後、何年後かはわからんですけども、考えていくようなことも出てくるんではないかなというふうには思ってますけども、まずは町としてはごみ量を減らしてくというのが、まず先決になるんではないかなというふうに思っています。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 以前、全員協議会の中でもそのお話がありまして、ごみ量割というのが2年後から開始されるというところで、実際、今どのように進んでいるのかちょっとわからないんですけど、それがいつからごみの量を計算でスタートさせて、どこで締めるというのが、今、多分、我々もわかっていませんし、住民の人はさらにわかってないんですけど、そこら辺は何か予定とか考え方というのが何かあるんでしょうか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 今、運営の負担割合につきましては、最初の2年間は人口割ということになります。それで、2年前のごみ量割で3年目に1市2町の負担が決定するということでございます。毎年2年前のごみ量で、その年度の負担割合が決定することになっていきます。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) その2年前をカウントするのはいつからですか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 今は、平成32年度から新施設が稼働しますので、平成32年、33年につきましては人口割、それで平成34年度で、平成32年度のごみ量割で平成34年度の負担金を決定するということになります。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) どういうふうに進んでいくかというタイムテーブルはわかりました。 先ほどの和田副町長の答弁の中で、ある一定のごみが減っていくことは確かに進めなければいけないという中で、将来どのようになるかわかりませんけど、「ごみ量の確保」という言葉が出たんですけど、そこら辺はどういう意味で言われたのか。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) この間のごみの流れとしましては、広域化ということにどんどん広がっていくというふうな、与謝野町といいますか、この1市2町に限らず人口が減っていくということになりますので、できれば余ったごみ、「余ったごみ」というのはちょっと表現がおかしいですけど、どういう手法があるかわかりませんけども、これから、例えば普通100%の能力の施設を建てなければならないものをちょっと抑えてでも、うちのほうに回せませんかというふうな提案ができるようなことがあるのかどうかとか、そういうことは今後、広域的には話を進めていくことも一つの案としてはあるのかなと。 それは、あくまでも今の施設は1市2町の施設ですので、1市2町の施設で余裕ができればという話なので、これはまた将来的な長い話なので、ちょっと今どうこうということは申し上げませんけども、そんなことも一つ考えられるのではないかなというふうなことでございます。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) ちょっと話が戻りますけれども、先ほど20年間の契約金で110億円というのがついてまして、今いろいろとお話を聞く中では、この110億円というのは下がるものと考えていいのか、契約でもう決まっているので、これはもう払わなければいけない満額の数字なのか、そこら辺はどういうことですか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 先ほど申し上げましたとおり、基本的には全てを含んだ金額となっておりますので、よほどの突発事態、災害とかそういうことが発生しない限りは、この110億円ということで20年間、運営はお願いできるのかなというふうに思っております。 ただ、将来的にごみの量はずっと減ってきますので、そこら辺で3年ごとの見直しの中で、そういうごみの量が減ってきておるということになりますと、燃焼に係る燃料費だとかそういう部分について、固定費といいまして、そこで雇う人につきましては、もうある一定の人数が必要になってきますので、ごみが減ってきて、あるときに1人ぽっと減らすことができれば、そのときに固定費の部分についても交渉ができるのかなとは思いますが、徐々に減っていく中で、どうしても1人を減らせる時期というのがある程度、下がったときじゃないと難しいのかなというふうに思っていますので、ごみ量による燃焼の燃料費だとか電気代だとか、そういう部分については3年ごとの見直しの中で交渉はできるのかなというふうには考えております。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) ほかの市町の宮津市であったり伊根町の議員の方々ともお話をさせていただいたんですけど、特に何も発言をされないんですよね。なぜか与謝野町だけがいろいろと言うんですけど、何でほかの市町は何も意見がなくてというのが、ちょっと僕わからなくて、ほかの市町の方は、このことについてはどのように考えておられるのかというのが、もし何か、意見とかは出ているんでしょうか。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 議会の議員さん方のことですので、我々もちょっと、そのことについては答弁はできかねると思っておりますので、お許しいただきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) どうしても大きな金額がすごくずっと動いていくので、将来を考えると、やはりかなり不安になる。そして、これが今後、負担がかかってくるお金なのかなと思っております。そこで、やはり少しでも安くなるように考えていくのであれば、やはりいろんなことを考えることができるんですけども、例えば今、1社が全て賄うという中で、3年ごとの見直しはあるにしても、やはり解約金が幾らかかるかわかりませんけど、もし払ってでも安い業者を選んだ場合、20年というスパンとかを見ていくと、そっちのほうがトータルで安くなるとか、そういうような考えもできるのかなと思っておりますけど、そういうあたりはどのように考えておられるのか、お願いします。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 今のDBOの契約を解除ということに、もし仮になっていきますと、1市2町の同意が必要ではあるかと思いますが、今の運営会社には一切、非がないわけなので、こちらから一方的な解除ということになります。そうなってくると、多分、違約金を向こうが積算される。それに対してこちら側はもっと少ない金額でということになって、多分、折り合いはつかいないのかなと。それで裁判という話になってくると、すぐ二、三年たってしまいます。 また、それから、この施設は性能発注をさせていただいております。こういう性能が出るようにということで、それを含めて設計、建設、運営と一体で発注をしております。それで運営だけを別の会社ということになってきます。バイオの関係、発電の関係のノウハウを持っている会社自体が、日本全国で数社しかないというように聞いておりますので、そこでもしその数社の中から手を挙げるところがあって、安くということになったとしても、もし、その性能が発注できないということになったときに、責任の所在が、どういうたらいいんですかね、建設したところと運営したところ、多分お互いに、なすりつけ合いになってしまって責任の所在がはっきりしないのではないかなと。 また、多額の補助金を国からいただいている関係で、その性能が発揮できないときには、その補助金の返還という三十数億円いただいている中で、そういう問題も発生してきますので、今でしたら、株式会社タクマさんが全ての責任を負われるんですけど、それを運営だけを外すということになると、もうそういう責任の所在もあやふやになってくるという大変大きな問題が発生するのではないかなというふうに考えております。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) いろいろと答弁いただきまして、流れはわかりました。その中で、向こうが一方的に出してくる金額で組合が決めたというところで納得するのではなくて、やはり町としても、3年ごとの見直しがあるにしても、どれぐらいのことでこれぐらいお金がかかってくるというのは、やはりシミュレーションは必要であると思っていますけども、これはずっとされていくものなのか、3年ごとの見直しのたびにそこを検証するということだけなのか、どちらでしょうか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) そこにつきましては、環境組合が一応そのまま1市2町のが残りますので、その中で3年ごとの見直しがありますので3年間を検証されて、その3年後に株式会社タクマさんと環境組合の中で交渉はされるものというふうに思っております。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 組合の議会で全て決定をされていくということで、この立場がよくわからないんですけど、組合の議会で決定されたことについては、この与謝野町の議会には、いわゆる報告ぐらいのことなのか、その中身についてのこういう協議というのは、この与謝野町としてもほかの宮津市にしても、そういうところの協議というのは、もう代表者が集まった組合の中での話なのか、外からのほかの議員の方の意見も取り入れてもらえるものなのか、そういうところはどのようになっているんでしょうか。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 環境組合につきましても特別地方公共団体という位置づけに地方自治法上はなってまして、そこに設置される組合議会というのが一番その決定権を持っているというふうに私は思っております。 そこの組合議会の議員さんを構成するのは、各市や町の議員さんが代表で出られるということになりますので、その議員さん方がしっかり各構成町の意見を持って組合議会に臨まれるということになるというふうに思います。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) わかりました。 最後に、今度平成32年度からのごみの量が算定されていくということで、こちらに関しても運営をしていくお金が、多分ここで一番、安くなっていく、まず一つのタイミングになってくるのかなと思うので、ここは全員協議会の中でもお話をさせていただきましたけども、やはり町民の皆様と意思を共有して、何とかして、まずは先のこの2年間でごみの量を少なくして、町の負担をなるべく極力下げられるような一致団結をした取り組みが、やはり必要になってくると思います。そのあたりは担当課としても、何か考えはあるんでしょうか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 担当課としまして一番力を入れているのは、生ごみの中に含まれております紙類、今は雑紙として回収をさせていただいております。生ごみの中の4割から6割程度はその紙類が占めているという、可燃ごみをもう今から五、六年ほど前に仕分けをされまして調査したところ、大体それぐらいの5割前後ぐらいの紙類が含まれておりました。 その他紙につきましては、今、紫の袋で回収をさせていただいておりますが、それ以外のお手元にお配りしておるこういう雑誌とかダイレクトメールみたいな紙類につきましては、雑紙としまして回収のほうをさせていただいております。 それで、今年度、平成29年度から紙袋の回収、今までは十字に縛って出していただいておったんですけど、紙袋に入れていただいて出していただければ雑紙として回収するということでPRのほうもさせていただいております。 また、生ごみ処理の関係で、コンポスト、あと生ごみ処理機を購入された方につきましては、町の方で補助事業のほうを持っておりますので、その生ごみの減量化とかにも取り組んでおります。 また、資源回収としまして、町内いろんな団体に資源回収のほうをお世話になっております。その資源回収団体にも、その回収された資源量に応じて補助金のほうを出させていただくなどして、ごみ全体の量を減らす取り組みは継続して進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 最後に確認だけさせてもらいます。 今回この広域ごみ処理運営事業での19億2,300万円という額というのは、基本的にはもう何を言ってもいじることができないというところと、この契約を結んであるので20年間はこの1社というところに、もう声を上げることも何をしても何も変わらないということでよかったですか。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 申し上げましたように、もう20年の債務負担行為ということで契約行為ができておりますので、相手方を変えるというのは、なかなかもう至難のわざというふうに思っています。 ただ、申し上げましたように、3年ごとの見直しについては、やはりしっかりと根拠立てた契約というか協議をしていかなければならないのではないかなというふうに思っています。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) それでは、これで、よさの21クラブの会派を代表しての質問を終わらせていただきます。 ○議長(家城功) 少し早いですが、ここで昼食休憩といたします。1時30分に再開いたします。     (休憩 午前11時32分)     (再開 午後1時30分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し、質疑を続行します。 次に、よさのみらいの会派代表質問を許可いたします。 3番、杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それでは、よさのみらいの会派を代表いたしまして、平成31年度の予算について、質疑を行います。 まず1点目は、役場庁舎の件でございます。予算書57ページ、与謝野町役場岩滝本庁舎管理事業1,765万3,000円、野田川庁舎875万9,000円、平成14年(2002年)に完成いたしました加悦庁舎1,553万6,000円、合計が4,094万8,000円になっております。 平成の大合併によりまして、本来は小さい役場にならなくてはならないところが大きな役場になってきております。分庁方式に関する課題、問題点も多く出てきたのではないかというふうに見ております。 そこで、総合庁舎による役場については考え直す時期ではないかというふうに私も思っているところでございます。役場の中では各課の連係プレーがなかなかうまくいかないんじゃないかというふうに見ております。 また、町民の声は、俗に言う「たらい回し」でございまして、「あっち行け、こっち行け」ということで行かされる。特に昨年の議会懇談会でも、岩滝の会場から一番よくこの「あっち行け、こっち行け」の問題は出ました。この点が非常に重要ではないかというふうに思っている次第でございます。 そこで、日々の業務におかれまして、問題点、課題を副町長、総務課長は十分感じておられると思いますので、答弁を求めたいと思います。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 庁舎の関係でお尋ねでございます。 ご承知のように、今、合併の協議において分庁舎方式ということで、この間、庁舎をそれぞれ3庁舎置いて業務を行ってきております。その間、3庁舎であったものを統合、総合庁舎にという取り組みも過去にはございましたけども、それらも含めまして現在は2.5庁舎ということで業務を行っているわけですけども、ただ何も変わってきてないかといいますと、それぞれの課の配置、あるいは、あり方を少しずつは変えて、できるだけコンパクトになるようにということで、地域振興課を廃して本課で業務を行ってきているということもありますし、住民の皆さんからすれば、庁舎が三つになっているというのは、確かにどこの庁舎に行っても対応していただけるというふうな思いが住民の皆さんにはあるかと思うんですけども、やはり、もう本課主義で我々もいきますので、どうしても本課のある庁舎に行ってほしいというふうなことで、住民の皆さんにご無理を申し上げるようなことは、これはもうゼロではないというふうに思ってまして、そういった面では非常にわかりにくい。ご迷惑をおかけしておるということはありますけども、とはいいましても、合併当時の協定の中で、そういった形で各庁舎で分庁舎をやっていくということになってますので、総合庁舎に向けては町長も一定の方向性を出してますので、できるだけ住民の皆さんに迷惑がかからないような方策で、今後どうやっていけるのかというのは、やはり庁舎の内部組織も含めて議論を、平成31年度からは、もう進めていかなければならないというふうに感じています。 当面は、やっぱり総合庁舎化というのは、町の中心地ということで、町長も一定は方向性を見出していますけれども、しばらくはやはり分庁舎でやっていくということになりますので、そこはご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 今現在、公共施設の統廃合が大きな問題になっておる中で、町民の側からすれば、まず野田川庁舎の撤去が必要ではないかと、まずやってほしいと。それから、私たちが一番よく使う公共施設、体育館であり図書館であり中央公民館の問題を提起してほしいという声が圧倒的でございます。 この点につきまして、野田川の庁舎を撤去する計画案につきまして、お尋ねいたします。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。 野田川の本庁舎といいますか本館は、2年前ぐらいに閉鎖をして今は北庁舎のほうを主に業務を行っております。おっしゃいましたように、今は閉鎖の状態になっていますので、それを解体する計画はあるのかということなんですけども、今現在のところでは、いつというふうな具体的な解体についての計画はないということでございます。 何かあそこを有効に使う、あのスペースを使うようなことが今後発生してきました場合には、どうしても解体ということがついてきますけども、今のところは具体的な解体の時期は決まっていないということです。 ただ、有利な財源をやはり探していくことも、我々も必要だと思っていますので、解体に向けてどんな財源を確保できるのかも含めて、これは常に注意を払っていかなければならないというふうには思っております。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 財源の問題はもちろん副町長はよくご存じだと思うんですけども、地方債につきまして、国は建設するだけじゃなくて、公共施設を撤去、解体するのにも使ってよろしいということを発表しております。 今が最大のその時期だと思うんですけども、いつまでも地方債の発行が認められるわけではないというふうに推測しておりますので、この辺は決断のしどきだというふうに私は思いますけども、見解はいかがでしょうか。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 解体の許可がされるような起債というのが、年限を限って3年なら3年とかということで制度化されているというのは我々も承知しておりますけども、とはいえ、なかなかあそこを解体するということになりますと、相当な事業費になってくるというふうに思っていますし、今の北庁舎との取り合いの部分も非常に大事になってきますので、その辺は十分、今後、解体に向けて準備は怠らないようにしなければならないなとは思ってますけども、まだ具体的にどうこうということは決まっていないということでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 繰り返しになりますけども、三つの庁舎があることによって4,149万8,000円が管理運営にかかるというのは、重要な問題だというふうに思います。そこで、小さい役場、小さい自治は公民館を中心にして大事にするというのが、合併協議の中での大きな問題で議論してきたというふうに私は記憶しております。 そこで町長にお尋ねいたします。 町長の今議会の答弁でありました。たくさんの町民が使っている公共施設であろうとも統廃合を実現するという答弁でございました。ぜひとも体育館で運動されている高齢者の方の姿を見ていただきたいと思います。ささやかな高齢者にとっての居場所であり交流の場でございます。また、図書館をとりましては、野田川の図書館は1万人を超える方が利用されてまして、私たちの教養・文化を高める大切な居場所でございます。 このことを考えていただきまして、ぜひとも町長、きょうの新聞でありましたように、また議会の答弁でございました、権力は抑制的に使うんだと、私の政治信条であると述べられました。ぜひとも町民に寄り添った行政運営をお願いしたい。心からお願いしたいと思います。答弁をお願いします。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、複数の論点にわたって、ご質疑をいただいているものと思ってございます。 後ほど申し上げます答弁で不足がありましたら、再度、深めていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 まず、役場庁舎のあり方についてでございますけれども、かねてから申し上げておりますように、将来的には総合庁舎化を目指すということでございます。その中において、現段階でどのような形で、そしてどのような時期にそれを実現するのかということにつきましては、まだまだ議論が必要な段階であると考えております。引き続き私たちのほうで、そのプロセスにわたる設計というものを、しっかりとさせていただきたいと考えているところでございます。 その上で、公共施設の統廃合の課題でございますけれども、かねてより申し上げておりますように、与謝野町の公共施設は、与謝野町内全体に197の施設がございます。この197の施設を将来にわたって維持管理をしていくということは、与謝野町の財政的な観点から、そして、公共施設のそもそもの役割ということから難しいと判断をいたしております。 そうしたことから、与謝野町の公共施設のあり方について、合併来どのような形を目指すべきか、そして、どのような統廃合、複合化をなし遂げていくのかということについては、議論を重ねてきたというところでございます。 とりわけ学校施設、あるいは社会教育施設など旧3町から引き継いでいる施設のあり方につきましては、その議論を踏まえて決断をさせていただかなければならない時期に差しかかっていると考えてございます。かねてより住民の皆様方との協議、そしてお話し合いということを通じ、それぞれの合意点というものを持ち得るように、私たちとしても引き続き努力をしてまいりたいと考えているところでございます。 その中において、先ほど議員から野田川地域における図書館のあり方についても質疑をいただきました。先ほどの永島議員への答弁でも申し上げておりますように、本庁における図書館のあり方につきましては、その設置場所、設置時期、形態について、まだ決定をしているという段階ではございません。過去には一つの例として、市場保育所を加悦谷館の場所という案も出させていただきましたけれども、その案につきましては確定をしているという段階でもございません。 引き続き、皆様方からのご提案をいただいているという、さなかでございますので、そのあり方について、でき得る限り早い段階において皆様方と共有ができるように、その結論を見出していくべく努力をしていきたいと考えているところであります。 いずれにいたしましても、杉上議員におかれましても、この社会教育施設の統廃合、あるいは公共施設の統廃合につきましては、その必要性ということは十分、承知をいただいているものと考えております。その中において、将来にわたってこの与謝野町がどう持続できるか。こうした大局的な視点でもって、引き続きご提言などをいただくことができれば幸いでございます。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ぜひとも公共施設は、役場の庁舎を含めて、今後、検討いただきますよう、切にお願いしておきたいと思います。 2点目は、私は一般質問でいたしました。繰り返しになりますけども大変気になるので質問いたします。 今年度の地方債が、前年度より13億円増加いたしまして28億円になる。これは大変大きな問題だというふうに思います。なぜ京都府が15自治体の財政硬直化として、府内25市町村の一般会計をこの時期に公表したか。これはやはり地方統一選挙の争点として、ぜひともこの財政の問題を各市町村においても議論してほしいというふうに私は思ったりしているところでございます。 どうして13億円も増加したか、ご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(家城功) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。 決算状況を公表したタイミングというのは、我々は全く背景はわかりませんけども、例年この時期に京都府のほうは公表しているんだろうなというふうに理解をいたしております。 起債が平成31年度につきましては特別多いというのは、もう議員もご承知のように、ごみの負担金といいますか、新しいごみ焼却施設は平成31年度が一番、工事が佳境を迎えるということで、非常に大きな事業費になってまいります。その中で負担割合に応じて与謝野町が持つべき部分、これはもう一般財源といいますか、起債を発行させてもらわなければ到底、対応できない額ですので、必然的にその分は特に膨れ上がっているということになります。 当然このことによって交付税算入がある有利な起債とはいえ、公債費の後年度への負担というのは、少し上がってくるんだろうなということは考えられるというところでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) これも繰り返しになりますけど、町長にお尋ねいたします。 この新聞報道の中で、府の自治振興課が発表したわけですけども、こういうインタビューに答えております。「予想外の大規模な災害が頻発するこのごろでございます。財政調整基金をどれだけ積み立てるのか、どんな優先順位をつけて施設更新・整備するかは、各市町村の判断だが、京都府は注視していく」という、京都府は慎重に見ていくというコメントがわざわざついとるわけです。 この間、町長の答弁は、私は承知してないとおっしゃったんですけども、もう一度しっかりと、どうしてこういう報道がなされたかということをよく分析していただきまして、もう一度、答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘をいただいておりますのは、本年1月29日に京都新聞によって報道された「15自治体 財政硬直化」という見出しの記事であると拝察をいたしてございます。 その中において、京都府自治振興課においては、先ほど議員がご紹介されたとおりのコメントを出しておられます。私たちといたしましては、財政調整基金の使用の使途につきましては、かねてよりご説明をさせていただいておりますように、基金条例の内容に沿った形での活用を引き続きしていきたいと考えているところでございます。 確かに基金の積み立ては、この間、進みました。しかしながら、平成29年度の決算におきましては2億円の財政調整基金の取り崩しを行っております。この取り崩した中の充当先ということは、これは専ら災害関係ということになります。 突発的な財政需要に対応し得る基金のあり方というものも、一方では目指していかなければならないと考えております。引き続き財政調整基金というもののあり方については、確固たる見解を持ちながら適切に活用できるように努力をしていきたいと考えております。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 慎重な財政運営をこの場でまた再度、求めておきたいと思います。 続きまして、商工観光課にとりましては懸念材料でございます道の駅の管理運営事業524万3,000円、これについてお尋ねいたします。 ご存じのように、平成5年に加悦谷バイパスが開通し、その2年後の平成7年にシルクのまちかやの道の駅としてオープンしました。必然的にこうした施設管理・改修費用を町が持っていくということはだんだん困難になってくるんじゃないかというふうに思います。特に本年度につきましては、観光協会に多額の助成をされているわけですから、この施設管理運営費をどうして町が持たなくてはならないのか、この辺の説明をお願いしたいと思います。 ○議長(家城功) 植田観光交流課長。 ◎観光交流課長(植田弘志) 道の駅の管理運営事業ということで、平成31年度当初予算におきましては524万3,000円お願いしております。これと合わせまして観光協会のほうにも補助金という格好で支援をしております。その関係で杉上議員のほうからは、補助金のほうで施設運営ができないのかという趣旨のご質問かと思って聞いておりました。 道の駅の管理運営につきましては、今、行政として直接管理をしております。まあ言いますと、公共施設なので町が直接管理する場合と指定管理を指定させていただいてする、指定管理として運営する場合と二者択一ということかと思います。現時点では道の駅につきましては行政直営ということで、この524万3,000円につきましては行政が直営をするということで予算をお願いしておるということになります。 それと、観光協会の補助金につきましては、観光協会自体を運営する補助金になっておりますので、一緒にはならないというご理解をいただきたいと思います。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) そうしますと、町が1,000万円を出資しています第三セクターが機能してないというふうにもとれるわけでもございます。そこで、どうして今日にこういう問題になってきたかということをお尋ねしたいと思うんですけども、神奈川県川崎市の株式会社DAISHIZENと与謝野町がどこで結びついたか、これが最大の町民の関心事でございまして、これを多くの町民にわかりやすく説明していただければ、ある程度の商工観光課としても、おもしがとれますし、町民としてもある程度の理解はできると思うんです。これをぜひともしっかりとした答弁をして解消していっていただきたいと、切にお願いしたいんですけれども、答弁を求めます。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほど議員からご指摘をいただきました本町と株式会社DAISHIZEN様との接点につきましてですけれども、本町が推進してまいりました与謝野ブランド戦略事業におきまして「まめっこプロジェクト」がございます。本町のこの有機質肥料「京の豆っこ」につきましては、午前中の議論にもございましたように、施設単体としての収支バランスというものが非常に難しいという現状でございます。 そうした中で、この収支の改善ということを考えたときに、肥料自体の外販ということも可能性の一つとしてあるのではないかというように考えてまいりました。その連携先の一つとして、調査いたしまして該当したのが株式会社DAISHIZEN様であったということでございます。 その中で、私たちのほうから、ご来庁の要請をさせていただいて、有機質肥料の工場、あるいは与謝野町の農地についてご紹介をさせていただいたというところでありました。そうした中で、そのほか、それ以外の町の施設についてもご案内をしていく中で「道の駅の運営についてはどうなっているんでしょう」という問いかけがあったことから、道の駅の現状につきましてもご紹介を差し上げ始めたというところでございます。 その後の経過につきましては、私ども、そしてタンゴフロンティア株式会社様、そして株式会社DAISHIZEN様がそれぞれの意見を出し合いながら取り組みを進めたという経過でございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 今のような町長の説明を、町外から外部の資本を導入する時点で、株式会社DAISHIZENの会社概要も町民に明らかにする。接点はこういうところで結びつきましたという、もう少し丁寧な説明があれば、今日のような問題を引き起こさなかったのではないかと私は心配しておるんですけども、今からでも遅くないので、ぜひともこうした説明責任を果たしていただきたいと切にお願いしたいんですけれども、町長の見解をお尋ねします。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘をいただいておりますように、この道の駅の管理運営事業につきましては、住民の皆様方にもこの間、大変大きなご不安をおかけしていると思ってございます。そうしたことから、議会などを通じて、その見解、あるいは背景について私たちとしても説明をさせていただこうということで申し述べてきた経過がございます。 そのような経過の中でも、まだまだ理解というものが深まっていないというご指摘であろうと思ってございます。それらにつきましては、今後、私たちとしてでき得る対応をさせていただきたいと考えているところでございます。 いずれにいたしましても、この課題につきましては、まだまだ調整しなければならないことが多々ございます。そうした現状というものを見据えながら、どの程度までのご説明がたびたびにできるかということは引き続き見定めてまいりたいと思います。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) そこで、ご存じのように、京都縦貫道が完成して、予想以上のスピードで環境が大きく変わってしまいました。道の駅もさることながらSL広場、リフレかやの里は大きな変化で今、戸惑っておられると思うんです。一生懸命、野菜の駅として維持管理をされております。今後の展開をかなり与謝野町が本気になって、てこ入れしないと、SL広場、道の駅、リフレかやの里、あの与謝の一帯が大変苦しい状況に置かれるんじゃないかと心配しております。 今後につきまして、どう思っておられるかお尋ねしておきたいと思います。
    ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘をいただきました道の駅の周辺の活性化、振興ということでございますけれども、かねてより関係団体の皆様方からのお力添えをいただきながら、その方向性について議論を深めているという現状でございます。 この点における経過につきましては、井上農林課長のほうから説明をさせていただきます。 ○議長(家城功) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 道の駅、またリフレエリア全体としては、観光振興ビジョンに位置づけられておるエリアだということで認識しておりますけれども、その中でも観光資源としては1次産業から出る農林産物というのは有効な資源となるというふうに農林課としては思っております。 その中で、特に立地的にも本町は水田が中心でありますけれども、中山間地域として水田以外の農作物も積極的に展開されておる地域でもありますので、その中からリフレにおかれましては、農産加工所も付加価値をつける設備とし展開されております。 なかなか立地的に交通事情では厳しい点も、それはもう承知をした上で、今、芽生えだした、特に加工でありましたり新しい消費者とのつながりというんですか、体験も含めましてそういった一つのエリアとして展開できるように、また、これについては今、農泊の推進ということも観光分野では農林部局と連携してということも進んでまいりますので、そこも踏まえながらしっかりと新年度、新しい展開を目指していきたいというように思っております。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ぜひとも新しい展開が、あの一帯の協力を得ましてできますよう、お願いしたいと思います。 続きまして、197ページの地域消費喚起・生活支援事業、商品券についてでございます。資料は商工観光課からいただいております。 今回の商品券につきましては、商業活性化というよりも福祉対策という面も大きくあると思うんです。こういった点を踏まえまして、1,064万2,000円の予算がついております。この方針は、内閣府のプレミアム付商品券施策推進室からの資料になっております。 この点につきまして、商業活性化なのか、あるいは福祉なのか、この辺をよく見きわめなくてはならないんですけれども、どういう方針で臨まれるかお尋ねしたいと思います。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。 先日、産業建設環境常任委員会で皆様のほうに資料をお配りさせていただきました。両面刷りの資料でございます。 現在、国におかれましては参議院予算委員会のほうで、このプレミアム付商品券事業の関係につきまして、平成31年度予算の部分についてのご議論をされているというふうに承知させていただいております。 先ほど議員がご指摘されましたように、このプレミアム付商品券事業につきましては、消費税についての2019年10月に現行の8%から10%に、2%引き上げるという背景の中で打ち出された取り組みというふうに認識をしてございます。 先ほどおっしゃいましたように、この部分につきましては、事業の中身としまして、低所得者、子育て世帯、いわゆる3歳未満のご家庭、また、この地域も含む消費喚起下支え、こういった部分を行っていくための予算ということで、加えまして、2019年度の住民税非課税者、この世帯等に対しましてプレミアム付商品券を配付していくというふうな取り組みというところでございます。 現在、国のほうにおかれましても、その内容についてのご議論ということで、私どものほうにつきましては、その内容について先ほど資料を配付させていただいた程度というところでございますが、もう少し6月に向けての内容については、恐らく国・府のほうから詳細がおりてまいろうかと思っているところでございます。 当課といたしましては、この取り組みにつきまして、商工振興課のほうが窓口となり、税務課、福祉課、住民環境課、それぞれの所管課でプロジェクトチームを設置し、この取り組みについて万全の対策を行っていきたいというふうに考えているところでございます。 いずれにいたしましても、私どものほうはいろんな視点でもって住民の皆様にこの情報をお伝えしてく作業に入らせていただきたいというところでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) この資料によりますように今、課長の答弁がございました。しかしながら、商工会に委託料を設定されております。商工会に行ってしまうと、前回も大きな問題になりましたけれども、さっきおっしゃいました庁内役場の中のプロジェクトチーム、住民環境課、福祉課、税務課、商工振興課のチームでやる消費税増税に際しての子育て世帯等々を支援する大きな目的もございます。果たして商工会に全てを委託してしまうと、こうした目的が達成できるのかどうか、ちょっと心配なんですけども、お尋ねいたします。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。 国のほうからのご指示をいただきます、こういった類の施策につきましては、これまでの間、地域振興商品券とか、また約3年ほど前のプレミアム付商品券などの例があると思っております。 先ほど議員がご指摘をされておられます商工会への委託料を予算としては記述させていただいております。いずれにいたしましても、先ほどの低所得者、また3歳未満の子の世帯向けの制度という、その取り組みの中で、商工会のほうに関係します庁内の商店者のご参画、こういった部分を委ねていくためには、商工会との連携が必要なのではないかと思っているところでございます。 いずれにいたしましても、この関係につきましては、現在、当初予算に編成させていただいておりますが、もう少し詳細を詰めていく中で、6月補正予算で内容の構成なども考えながら万全を期していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 前回の問題を踏まえまして、商工会に丸投げということにならないように、十分、与謝野町が関与してくという商品券でありたいと思います。 そこで大きな問題なんですけども、この週末、果たして消費税増税が実施できるかどうかというような報道が多くなされました。景気判断を2016年以来、3年ぶりに引き下げたという報道もありますし、また、京都新聞の1面トップに出ました金融庁が地方銀行監視強化という大きな問題もございまして、私自身は消費増税に反対なんですけども、果たして予定どおり10月に引き上げるかどうかという大きな問題が出てまいりました。 こうした対応を、与謝野町としてもしっかり見きわめていかなくてはならないというふうに思いますけれども、そういった点の議論も、ぜひとも与謝野町内部でやっていただきたいとお願いしたいと思うんですけれども、課長、いかがでしょうか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) 非常に難しいご質問だと思っております。あくまでも国の方針にのっとって、この制度の部分について、本町といたしまして対応してまいりたいと思っております。 消費税の関係につきまして、国のほうで現在、国会等でやりとりされておられると思っておりますので、その情報を常に私どものほうは勉強させていただいて、国のほうから、また京都府を通じて資料がおりてまいりました中身として、このプレミアム付商品券のほうを慎重に扱わせていただきたいと思っているところでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ここ最近の報道によりますと、この商品券が景気対策に変わってしまうんではないかというような報道もございます。ぜひとも国の動向を見きわめていただきまして、町民のためになる商品券であることを願っております。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(家城功) 次に、よさのタウンファーストの会派代表質疑を認めます。 12番、安達議員。 ◆12番(安達種雄) それでは、会派よさのタウンファーストを代表しまして、二、三点、伺っておきます。 まず、予算書279ページ、公民館管理運営事業の中の11番の修繕費5万円、これについて、予算の項目取りなのか、実際の予定しておられる事業費なのかを伺っていきたいと思います。 ○議長(家城功) 坪倉教育次長。 ◎教育次長(坪倉正明) お答えします。 特に計画していることはございませんけれども、急に修繕が必要になるということで緊急修繕料ということで5万円を予定させていただいておるということでございます。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) 古い話といいますか、2年前の話で恐縮でありますが、以前この場で、後野公民館の駐車場のフェンスを、町が依頼しました業者が除雪時に破損させました。その後、後野区長から私も相談を受けまして、この議会の本会議の中で、当時、教育次長、それから建設課長、町長、そして総務課長といろいろとそれぞれの考えを聞いたわけであります。確かに各課長、次長がおっしゃることはそのとおりではあるとは思います。 ただ、ここで私が一番感じたことは、これは説明の内容は理解できます。例えば教育次長が言っておられる修理は除雪に限らず5万円以下は、この場合、公民館ですので各地区の負担としている。それから、総務課長に保険対象にならないのかと言いましたら、総合賠償保険は、この場合、施設も町であり、また壊した業者も町が委託した業者であるので、その対象にならないという、当時の総務課長の答弁でありました。 こういったことで、当時、後野区としては、区が壊したわけでも何でもないけど、そういった各課の補償対象の枠内にはまらんから、結局、後野区が持たざるを得んのかなということで、再三その話を当時の後野区長ともしたのを覚えています。 このときに、私も、これで後野区に修理費を持ちなさいというのはいかがなものかということを町長にも最終的にお考えを確認しましたところ、解決への努力を惜しまないという答弁をいただきました。 つい二、三日前も気になったので、後野公民館に行きましたら、仮の支柱が立ててあり、またロープが張ってあるだけで、何ら修繕した跡は見られませんでした。 町全体の予算規模からすれば、わずか5万円というお気持ちかもわかりませんが、一つの区を運営しておられる後野区にすれば、私は後野区の予算状況はわかりませんが、5万円という額を後野区が負担するのは、私はそれはちょっと違うなという考えをしております。 きょうまで放置しておられたということと、今後、私もこれ、修繕と上がっておるので、ことしの当初で思い出して上げなったんかなという感を持っておりましたが、どうもそうではないようなので、もう一度この件について、いや、これからもそのことに対して町の負担で修繕するつもりはないとかということをはっきりとお聞かせいただきましたら、私もその旨を改めて後野区のほうにお伝えしたいと思いますので、どなたからでも結構です、答弁をお願いします。 ○議長(家城功) 坪倉教育次長。 ◎教育次長(坪倉正明) お答えします。 後野区とは、あれからお話をさせていただいたというふうに思っておりますが、ちょっと今すぐに記憶が出てまいりませんので、きちっと調べてお知らせをさせていただきたいというふうに思いますけれども、何かしらのお話はさせていただいたというふうに記憶しておりますので、済みません、ちょっと細かいところまで覚えておりませんので、ご勘弁ください。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) わずかな金額かもしれませんが、それでもこういったきめ細やかな配慮というものは行政として私は必要じゃなかろうかというように思いますので、ぜひとも、また新しい年度は目の前であります。後野の人が、町があんばようしてくれたなと言うていただけるような対応を要望しておきます。 それでは、次の質問に入ります。まず、企画財政課長に伺います。 きょう、ここに大きな131億円という予算が計上されておりますが、この予算が間もなく終結を見ますが、この後、町の合併特例債について、あとどれだけの額になっているのか、その報告と、それから、一問一答でありますが時間がありませんので、特例債の適用年限はいつなのか、この2点についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 議員からご質問の、この当初予算が成立した段階で町が発行できる合併特例債の枠があと幾ら残っておるかというご質問です。 全体が111億7,900万円に対して、平成31年度、今、当初予算に計上させていただいております発行分を含んでというのが、発行した後の残りが7億4,300万円を見込んでおります。 それと、合併特例債の期限がいつまでかということで、最初は10年でありましたのを、新町まちづくり計画をこの議会で5年間延長させていただいておりまして、それに伴って国のほうへ手続をとらせていただきまして、5年間延長ということで32年度までの活用かというふうに考えております。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) 32年度中が年限ということですね。はい、わかりました。 この確認をちょっとしておきたかったわけですが、この後は町長に改めていろいろと、いろんな意味で観光行政、まちの観光のあり方について、この議会でも本定例会でたくさんの意見が述べられましたが、こういった中で、町長はせんだっての町の観光事業については、ちりめん街道を重点的に、町の一つの観光拠点として考えていきたいという答弁をされておりました。 ここで、私が認識しております観光に取り組みます4原則として、まず、観光とは「見る」「触れる」「食べる」、そして「体験」と、私もそのとおりだという認識をしておりますが、町内の現在の観光資源として、「見る」につきましては、例えばベイエリア、それから岩滝の一字観公園、また、大江山からの眺望など、大きなスケールの観光資源と、それから身近に、ちりめん街道、それから今度は、季節によりますが千年ツバキ公園、また、ツツジの雲岩公園などがあります。 この中で、町もいろいろと観光行政について骨を折っていただいておるのは理解しておりますが、「食べる」につきましては、与謝野町独自の開発が、そう簡単にできるものだとは思っておりませんが、与謝野町に行ったらこれが食べられるからこれを食べに与謝野町に行くんだというようなものを考えられたら何よりでありますが、その完成は、まだきょう現在は見ておりません。 また、体験におきましても、染色、手機織りなど、きょうまでいろいろ取り組んでおられますが、まだ一般的な広がりを見ておりません。きょうまで私もこの場で、体験については、阿蘇海を活用した体験観光を何度も提言してまいりました。まだ、きょうまでこういったような部分での具体的な策が見えておりません。 これにつきまして、町長のお考えを、これからこういう方向にしたいとかいうことがございましたら、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、本町の観光政策について、総括的なご質疑をいただいているものと認識いたしております。 先ほど議員は、四つの視点が重要であるということを述べられたように思います。そのうち欠けているのではないかという観点から「食べる」、そして「体験する」という分野をご指摘しておられます。 まず、「食べる」という分野でございますけれども、本日も議論がございましたように、本町の農業政策の根幹の一つでもある自然循環型農業でございますけれども、この自然循環型農業という農法から生み出されるお米や農産品につきましては、最も重要な性質として、安心と安全があると考えてございます。この農の安心と安全ということが、この与謝野町の「食べる」という分野においては、非常に重要ではないかと考えております。 その上で、町内の飲食店の皆様方が、この安心と安全が担保された食材を活用して、さまざまなメニューやレシピを開発されておられると考えております。こうした動きを私としても側面的に応援をさせていただくことによって、この「食べる」という分野の充実を図ってまいりたいと考えております。 また、「体験する」という分野においては、先ほど来、議員からございましたように、ちりめん産業を軸として、例えば組みひもの体験でありましたりとか手織りの体験というものがなされています。お話をお伺いする限りは、年々その利用者の数というのは上がっているというふうに伺ってございますので、引き続き織物という分野における体験を増加できるように関係者の皆様方と努力してまいりたいと考えております。 また、阿蘇海を活用してカヤックでありましたりとか、サップの振興が重要ではないかということは議員ご指摘のとおりであると考えております。隣接する施設におきましては、阿蘇海での体験を後押しをしていくという意味で、カヤックやサップの保有をなさっておられるところも多うございます。こうした民間企業の皆様方とより一層の連携を深めていきながら、この阿蘇海を活用した体験を提供し続けることができるように、我々としては目指してまいりました。 現段階におきましては、1年間を通じてその光景が見続けられるという段階ではないというのは、ご指摘のとおりだと思います。引き続き関係者の皆様方と連携を図りながら、より一層の展開ができるように努力してまいりたいと考えます。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) 引き続き町のほうも取り組んでいくということでありますので、もう少し長い目で見ていきますが、ただ、いつまでもというわけにはいきません。 また、せんだってより旧加悦町役場のリニューアルの件で、問題、いろいろと意見が出ておりますが、これにつきましても単なる危険建物の保全ということでなく、やはり、ちりめん街道をある程度、与謝野町の観光拠点の重点として今後伸ばしていこうという計画があるなら、やっぱり旧加悦町役場の運用のあり方を、この間から聞いておりますと、特産物を陳列したり、また体験コーナーもありますが、2階は何だと言うたら、今度は集会ができるような場所になっておりまして、ちょっと観光拠点の玄関口にすれば、もう少し観光拠点の玄関にふさわしい運用の仕方が、私は見出せないかなという気持ちでおります。 単にああいった観光基地の中での、きょうまでのそういった名のある施設だから、それについて保存していくというのでなく、やはり活用、運用していく形が私は必要ではなかろうかというように思います。単なる集会所で終わるんなら、もう地域の集会所でいいと思いますが、そうでなしに、あの立地にあり、また、それなりのきょうまでの歴史ある建物でありますので、もう少し踏み込んだ具体的な活用のあり方について、町のほうでは考えていただきたいと思っておりますが、それについて町長のお考えを確認しておきたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘をいただきました旧加悦町役場庁舎の耐震改修工事でございます。 議員が言われましたように、保存から活用へという考え方を私としても持ってございます。この間、保存ということについては、非常に重きを置いてまいりました。しかしながら、保存をしていくためには活用しなければならないというように考えてございます。 今後におきましては、この旧加悦町役場庁舎をいかに活用できる、あるいは活用していただける施設に転換していくのかという視点が極めて重要になります。そうしたことから、私たちといたしましても、ちりめん街道にお住まいの皆様方とともに、その活用方法については議論をしてきたというところでございます。 この間の議論の経過もございますので、後に担当課長のほうから、その説明をさせていただきたいと存じます。 いずれにいたしましても、この旧加悦町役場庁舎のみならず、町内の文化財につきましては、保存ということから活用ということを、より意識をしながら、施設の保存、活用に向けて努力をしていきたいと考えております。 なお、この点につきましては、昨今、文化財保護法の改正がございました。そうしたことから、京都府内、あるいは日本国内全体において、文化財の活用が見直しをされつつあるという現状でございます。ぜひとも本町におきましても、この文化財を活用した地域振興に結びつけていけるように引き続き努力をしていきたいと考えております。 ○議長(家城功) 植田観光交流課長。 ◎観光交流課長(植田弘志) 旧加悦町役場庁舎の耐震にかかわります今後の活用ということで、もう少し説明させていただきたいというふうに思います。 今回、京都府の有形文化財ということで、外観等、中もそうなんですけれども、耐震を行うに当たり、非常に制約がある状況で工事に入らせていただくことになります。その中で、先ほど安達議員からありましたように、2階が会議室というか集会施設ということになっています。従来は議場だったという関係もありまして、余り多くの方が入れない状態でした。 今回、それらも踏まえて、耐震と、それから荷重に耐えられるようにということで、そこの部分は考慮しておりまして、多目的には使えるようになると思っていただいたらと思います。会議、それからイベント、また手機の関係もそこら辺で多くの方が入っても、いけるというふうに思っておりますし、具体的に全館の活用になりますと、従来からの観光案内、それから地域ならではの商品の販売、また、織物の体感施設、先ほど言いました手機とかそれらも考えておりますし、あとは交流とか学習の場、こちらは先ほど言いました2階がそういうふうなところで使えるというふうに考えておりますし、もう少し言いますと、できたら軽食のカフェみたいなのを1階のほうで提供できないかということも入っております。 それと、この点に少し触れておきたいんですけれども、防災の啓発ができるようなことも考えております。今回、文化財として改修させていただいて、古い建物を耐震なりしていきますので、その点をこの地域の木造なんかの防災の啓発ができるようなことも考えておりますので、観光施設というものの、地域の方も含めた、使っていただけるような施設として多目的なことをいろいろ考えております。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) 観光とは、いずれにしても与謝野町に見えた人がやっぱり楽しかったと言えるのが一番大事なことだと思います。町長が就任以来、常々言っておられます外資の獲得に向けて、観光産業も今後、軌道に乗せていきたいということも再三、伺ったこともありました。今後それが少しでも増幅しますようにご努力をお願いしたいと思います。 時間がなくなりますので、ちょっと飛ばしていきます。 昨夜、私もクアハウス岩滝に行ってきまして、温泉に入ってきまして、そして、あそこを会員制で利用されている方の話もしっかり聞いてきました。いろいろとそういった中で、やはり管理者の、これは当然もっと管理者が頑張らなあかんなというところも指摘も受けてきましたし、私なりに感じたものもありました。 そして、夜に行ったもので、あそこを利用されておる方から「もっと昼間に来なあかん。見えへん」いうて叱られまして、昼も晩も行くわけにはいきませんでしたので、またこれは指摘事項は課長に伝えます、こういう点があったと。 もう1点だけ、これは町長にお願いしておきます。 また観光とは異なりますが、今、小学校の統廃合が大きなテーマになっておりますが、小学生の行動範囲は小学校区ということになっております。ところが、今、図書館の問題が非常に、私は、小学生が自転車で行けるような範囲に町の図書室を設置していただきたい。そのためには、例えば加悦の人が野田川まで行って、子供さんが自転車で行くということは、また校区を逸脱するということもありますし、かといって、立派なものが中央にあっても、そこに行って図書を見ようと思ったら、親御さんに日曜日か休日に連れていってもらわなんだら行けんような図書室では、私はあかんなと、やはり旧町単位に1カ所ずつぐらいは図書室を設けて、これについて希望でありますので、町長のお考えを最後確認しておきたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、町内に旧町単位で図書館というのはあるべきではないかというご提案を承ったと認識をいたします。 先ほど来、答弁をしておりますように、本庁における図書館のあり方につきましては、その設置場所、そして時期についても、まだまだ議論の余地があると考えてございます。議員の一つのご提案として、本日は承りたいと思います。 いずれにいたしましても、与謝野町に育つ子供たちが、その教育を通じて人生を楽しく生きていくことができる。その一つの方法として、読書、図書というものがあると考えております。 引き続き学校図書の充実も含めて、全体的な視点に立った議論を進めてまいりたいと考えておりますので、引き続き議員からのご提案もいただくことができればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆12番(安達種雄) 終わります。 ○議長(家城功) 坪倉教育次長。 ◎教育次長(坪倉正明) 先ほど後野区の修繕の関係について、答弁がおくれて大変申しわけございません。 後野区の除雪作業に起因します修繕作業につきましては、平成30年9月、10月ごろに全て町の費用ということでフェンスも、それから下の擁壁を補完した部分についても修繕をさせていただきました。 議員が、ひもが張ってあったとおっしゃる分につきましては、冬季でまたそういうことがないようにフェンスを外されているのかなというふうに思いますが、我々としては除雪で傷めた分については、きちっと修繕を町のほうで、地元負担なしでやらせていただいたということでございます。 ◆12番(安達種雄) もう使えませんので、また確認してきます。 ○議長(家城功) 会派代表の質疑につきましては、申し出のありました全ての会派から発言がありました。 したがいまして、これにて質疑なしと認め、質疑を終結します。 ここで午後3時まで休憩といたします。     (休憩 午後2時42分)     (再開 午後3時00分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 先ほどの質疑に対して答弁の申し出がありましたので、許可します。 植田観光交流課長。 ◎観光交流課長(植田弘志) 先ほどの旧加悦町役場庁舎の活用方法のところで、ちょっと曖昧な答弁だったので、訂正です。よろしくお願いしたいと思います。 活用内容につきましては、旧加悦町役場庁舎の観光案内を行います。それから、地域ならではの商品の販売を行います。織物の体感施設、展示・体験を行います。交流や学習の場ということで、こういう場を設けます。それから、カフェとか休憩スペースを設けます。最後に、防災の啓発施設としても活用していきますということで、先ほどちょっと曖昧な表現をしておりましたので、訂正をさせていただきます。 ○議長(家城功) これより討論に入ります。 討論はありませんか。 まず、本案に対する反対意見の発言を許します。 11番、永島議員。 ◆11番(永島洋視) 日本共産党与謝野町議員団を代表しまして、平成31年度の一般会計当初予算に対する反対討論を行います。 平成31年度の予算を判断していく基準は、私は5点あるというふうに思っております。 第1に、繰り返される災害に対して、どのような予算措置がされているかということであります。 町建設課の資料によりますと、町が発注すべき災害復旧箇所、この箇所数でいきますと、現在75%が発注されています。それと比較しまして京都府の発注箇所は86%がまだ未発注という状況です。災害復旧工事への対応は非常に早い。この点は評価をしたいというふうに思います。 また、平成31年度予算についても、合併特例債を一部活用しまして対策が講じられています。しかし、各地区からの要望を受けて、全面的にその対策が講じられているというふうには思っておりません。これからどれだけの対策が講じられるのかということが大きな課題であるということを申し上げたいと思います。 第2点目には、町税務課の資料で明らかになっていますように、町民の所得はこの10年間で7億円も減少しています。10月には消費税増税も打ち出されています。こうしたもとで町民生活をいかに支援する、そういう内容になった予算であるかどうかということがポイントになるというふうに思います。 国民健康保険税は、今年度から1世帯当たり1万346円の引き上げとなります。それを補う家計支援の新規施策は全くありません。これでは町民生活が一層厳しくなることは明らかであります。 第3点目には、批判の多い商工業振興施策が見直されたのかどうかということであります。 地方創生交付金の対象期間が終わったということで、予算額全体では減少しておりますが、基本的な制度自体に変更はありません。町の商工業をどういう方向に推進しようとしているのか、体系立った方針もなく緻密な計画性もない。思いつきとひらめきによるものとしか思えません。 今議会もこの施策に対する批判に議論は集中しました。町民や業者の皆さんにしっかりとよく聞き、徹底した議論を経て方向性を早期に見出さなければ、山添町政の失敗政策となることは明白であります。 第4に、クアハウス改修など大きな事業費が平成31年度の予算には予算化をされています。これが適正であるかどうかであります。 クアハウス改修予算は4億6,200万円と多額の予算を要するものですが、国の地方創生拠点整備事業の対象となりました。交付税で全額返ってくる補正予算債も活用することにより、実質負担額は当初、2億7,700万円でしたが6,200万円まで下がりました。補助事業の採択に至る担当課の努力は、これは最大限に評価しなければなりません。しかし、問題は指定管理者の施設改修による営業戦略や経営戦略が全く見えてこないということであります。ここに我が議員団は大きな不満を持つものであります。 第5には、町始まって以来という署名数で請願が出されました公共施設の統廃合が、町民の思いや議会の指摘を受けて、どう改善された、そういう予算になっているかであります。 加悦地域の学童保育を二、三年後には加悦保育園で実施するというなど、部分的な修正はありますが、野田川認定こども園の設置場所の再検討という8,433名もの町民の思いや、議員全員の思いを受けての再検討はありませんでした。町民の意見を聞き、町の計画も修正をする。そういう立場で協議することが住民と一体となったまちづくりをする上で非常に重要でありまして、町の基本姿勢であるというふうに思います。しかし、残念ながら現時点では、その姿勢は感じられないというのが多くの人の受けとめ方であります。 さきに述べましたように、評価をすべき予算や実践もありますが、町民と一体となってまちづくりをしようとする姿勢が不十分である以上、その執行部が執行する予算は、町民の思いや願いが生かされるものにはなりません。この点が最大の問題点であることを指摘し、反対する理由であることを表明し、討論にかえたいと思います。 ○議長(家城功) 次に、本案に対する賛成意見の発言を許します。 ほかに討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(家城功) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより、議案第23号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立少数) ○議長(家城功) 起立少数であります。 よって、議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算は、原案のとおり可決しないことに決定しました。 暫時休憩いたします。     (休憩 午後3時08分)     (再開 午後4時51分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 あらかじめ申し上げておきますが、本日は午後5時以降も審議をしますので、よろしくお願いしたいと思います。 ここで、資料作成のため、午後5時20分まで休憩といたします。     (休憩 午後4時51分)     (再開 午後5時20分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 お諮りします。 ただいま議決されました議案第23号に関し、議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算(再議の件)が提出されました。 これを日程に追加し、追加日程第1とし、直ちに議題としたいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(家城功) 異議なしと認めます。 よって、議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算(再議の件)を日程に追加し、追加日程第1とし、直ちに議題とすることに決定しました。 追加日程第1 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算(再議の件)を議題とします。 本日、議決した議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算は、町長から地方自治法第176条第1項の規定により、再議に付されました。 町長から再議に付した理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、平成31年3月25日に議決をされた議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算については、慎重審議の上、再度、議決をいただきたい。でございます。 以上であります。 ○議長(家城功) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(家城功) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(家城功) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより、議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算(再議の件)を採決します。 この採決は、原案についてを採決するので、出席議員の過半数により決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立多数) ○議長(家城功) 起立多数であります。 よって、議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算(再議の件)は、原案のとおり可決することに決定しました。 暫時休憩します。     (休憩 午後5時23分)     (再開 午後5時24分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 お諮りします。 ただいま可決されました議案第23号に関し、発議第1号 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算に対する付帯決議(案)が提出されました。 これを日程に追加し、追加日程第2とし、直ちに議題としたいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(家城功) 異議なしと認めます。 よって、発議第1号 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算に対する付帯決議(案)を日程に追加し、追加日程第2とし、直ちに議題とすることに決定しました。 追加日程第2 発議第1号 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算に対する付帯決議(案)を議題とします。 事務局に、議案を朗読させます。 ◎議会事務局長(小牧伸行) 失礼いたします。 それでは、私のほうから議案を朗読させていただきます。 発議第1号 平成31年3月25日 与謝野町議会議長 家城功様 提出者 与謝野町議会議員 多田正成 賛成者 与謝野町議会議員 安達種雄 賛成者 与謝野町議会議員 今井浩介 賛成者 与謝野町議会議員 山崎政史 賛成者 与謝野町議会議員 宮崎有平 賛成者 与謝野町議会議員 下村隆夫 賛成者 与謝野町議会議員 浪江秀明 賛成者 与謝野町議会議員 河邉新太郎 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算に対する付帯決議(案)について、上記の議案を別紙のとおり与謝野町議会会議規則第13条第2項の規定により提出します。 以上でございます。 ○議長(家城功) 提出者より、提案説明を求めます。 多田議員。 ◆13番(多田正成) それでは、平成31年度与謝野町一般会計予算に対する付帯決議(案)を朗読させていただきます。 その前に、先ほども議会として厳しい結果になりましたけれども、我々、振り返ってみますと、新しい議員が構成されて初めての予算審議であります。若干、思い違いもあったりして、こういう結果になりましたけれども、先ほど再議が行われ可決となりました。 しかし、やはり先ほどの結果が出たということは、やっぱり審議の中で厳しさがあらわれていると思いますので、行政側も十分そのことも肝に銘じていただきたいというふうに思いますのと、今回の予算について、付帯決議の案を朗読させていただきます。 議案第23号の平成31年度与謝野町一般会計予算において、各事業が計画されているが、委員会説明や議会審議でも十分な理解ができない状況であると感じている。国・府の交付金や補助金などを有効に生かした工夫は伺えるが、事業計画や将来像を明確に描くことが困難な中で、議会にも町民にもわかりやすく、納得のいく業務の遂行が必要であると感じている。 行政が町民と一体となり、地域と積み上げていく大切さを説き、課題と向き合い、みずからの力で解決できる仕組みを構築することが必要であり、取り組んだ結果が地域住民、すなわち町民に反映されなければ意味のないものである。 一つ目に、クアハウス岩滝については、収益と利用者の向上を図るべく、年次ごとの計画を示し計画に沿った運営をすること。また、民間活力を生かして指定管理料の軽減を極限まで図ること。 二つ目、旧加悦庁舎については、観光の拠点とした活用がなされるよう、費用対効果も鑑みて今後の考え方を示すこと。ただし、観光施策については、観光協会との十分な協議の上、進めること。 三つ目、商工振興課の補助事業については、議会や町民に対しての説明責任を十分に果たすこと。なお、予算執行をする際には、事前に議会常任委員会を開催し、委員会での意見も参考にすること。 四つ目に、新ごみ処理施設の今後の運営については、財政負担の軽減を図る準備をすること。 以上、決議する。 平成31年3月25日 与謝野町議会 若干、私の思いも補足させていただきます。 当初予算は、住民生活にかかわる大切な予算であります。認めなければなりません。また、各担当課は、大きな責任のもとに努力をしていただいておりますが、しかし、大切な予算だけに、もう少し住民目線、経営目線に立ち返り、行政運営を考えていただきたいと思い、今予算に付帯決議案を提案するものであります。よろしくご理解のほど、お願い申し上げます。 以上です。 ○議長(家城功) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 11番、永島議員。 ◆11番(永島洋視) それでは、付帯決議案の質問をさせてもらいます。 率直に思っておることにつきまして質問しますが、この「記」の3番、「予算執行する際には事前に常任委員会を開催し」という記載があるんですが、ここまで言われると、全く何もできんということになりはしないかというふうに思うわけです。 これに、事前に、ここまでの金額は常任委員会に相談をしてもらうとか、そういうことがあるのか、この記載だけでいくと、全く1円の予算執行から一々、常任委員会を開催して承認を得なければ、意見を聞かなければできないということに私はなると思うんですが、その辺は提案者はどういうふうに思っておられますか。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) おっしゃるとおりで、全てという意味ではない。こういった大きな問題のあるときに、私はやっぱり十分、所管の委員会で協議をしていただきたい。そうした中で、次に本会議のほうに進めていけるような体制がとれれば、もっとスムーズな、そしてもっと効果のある事業運営ができるのではないかなというふうに解釈をしております。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 大きな事業とは、具体的に何になるのか、その辺をはっきりしてもらわんと、これはこの決議が仮に採択、この賛同者と提出者の人数を見とったら、もうこれだけでこれは採択になるわけですね、人数で。だけどこの内容で採択されてしまうと、これは実際、大変なことになると。 大きな事業費だけと言うんだったら、何と何とは、少なくとも、これは常任委員会として意見を聞くべきなのかということを、まずはっきりさせてもらわんことには、ちょっとこの内容では、私は賛成するつもりはないですが、賛成しかねると、内容的にも。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) おっしゃるとおりなんですが、その年度年度、それから議会のあるたびに、行政側が、執行部のほうがどういった意見というのか事業計画をされて、問題提起をされるかわかりません。それは、やっぱりこれは委員会でも十分、審議が必要だなというような問題が、今ここで、どの事業だと言われると、それは提案されないとわからないわけですが、今回の場合、例えて言いますと、クアハウスのような問題がもっともっと委員会で審議され、私の聞いておる範囲では、なかなかそこまで行ってないというふうに聞いてますので、そういった意味も含めて、やっぱり常任委員会をもっと重視すべきではないかなと。 そして、町の繁栄のために、やっぱり所管も一緒になって考えるべきではないかなと。ただ、申し上げておきますけれども、事前協議にならないような審議のあり方でなければならないと理解しておりますので、よろしくご理解のほど、お願いいたします。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) ちょっとおかしいことを今、言われたんですね。ここの3番に書いてあるのは、商工振興課の補助事業なんですね。今、提出者が言われましたのは、クアハウスということを言われました。クアハウスはここには指定管理料の軽減を図るという努力をせえということが書いてあるんですが、予算執行に対して、何も常任委員会で相談をするなんてことは、ここには書いてないんですね。ちょっとおかしいと思うんですが、その辺はどうなんですか。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) それもそれぞれの理解の仕方もあると思うんですが、私が申し上げたいのは、常任委員会で、やっぱり町を二分するような問題とか大きな問題、財源がたくさん要る問題、そういった問題を、やはり常任委員会が二つに分かれてあるわけですから、そこで十分審議されて、理解が得られるような提案の仕方もしていただきたいし、我々もそれにやっぱり応えていくべきではないかな、そういうふうになれば、もっと議会も重い形で議会ができるのではないかなというふうに考えております。 今、永島議員の言われる、それぞれにご理解の仕方があると思いますので、私はそういった思いで提案をさせていただいておる。全てのことを事前に、事前というのか協議をして予算を組むという、そういった意味ではないと私は思っております。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) ちょっと時間も遅いですし、もう余り深くやりませんけども、少なくても、私もそちら側におった経験があるので、この事業とこの事業は少なくても常任委員会で報告をして意見を聞いてからやってくださいと、この気持ちはよくわかるんですよ。そういうチェック機能を果たしたいという気持ちは私もよくわかります。 だとしたら、この事業とこの事業ぐらいはということぐらいは、やっぱり担当課のほうに言うてあげんと、これでは、もう全く雲をつかむような話だということだということだけ申し上げて、もうこれ以上は言いません。 ○議長(家城功) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(家城功) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 多田議員、自席へお帰りください。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(家城功) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより、発議第1号 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算に対する付帯決議(案)を採決します。 本案について、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立多数) ○議長(家城功) 起立多数であります。 よって、発議第1号 議案第23号 平成31年度与謝野町一般会計予算に対する付帯決議(案)は、原案のとおり可決することに決定しました。 お諮りいたします。 本日はこの程度にとどめ、延会としたいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(家城功) 異議なしと認めます。 本日は、これにて延会することに決定しました。 この続きは、あす、3月26日午前9時30分から開議しますのでご参集ください。 お疲れさまでした。     (延会 午後5時40分)...